
手作り発酵調味料はダイエットの強い味方!【きゅうりとにんじんの塩麹ナムル】
材料(2人分)
きゅうり(たて2分割、斜め薄切り)・・・1本
にんじん(細切り)・・・2cm幅
白いりごま・・・適量
塩麹・・・小さじ2
ごま油・・・小さじ1
作り方
- ボウルにきゅうり、にんじん、塩麹を入れ、手でもみこみ水気を切る。
- 1に白いりごま、ごま油を加え、さっと和える。
■昔ながらの知恵を現代の食卓づくりに生かす
忙しくて外食ばかり。食欲が乱れてなかなか痩せない。肌荒れが治らない。疲れが取れない。病気ではないけど不調を感じる・・・。そんな悩みを抱えていませんか? 情報やモノに溢れた現代では、何で自分を整えれば良いのかわからなくなってしまう人も多いような気がします。迷ったときは歴史あるものに目を向けてみませんか。長く継承されてきたものには理由があるはずです。
■「発酵」によってつくられてきた日本の食卓
冷蔵庫や電子レンジがない時代の日々の食卓づくりにたくさんの知恵が詰まっています。その知恵を現代の生活にも生かしていきましょう。発酵調味料をおうちごはんづくりに取り入れるだけで解決できてしまうこともたくさんあります。発酵調味料の効果はこちら。 ・痩せやすい体質になる 腸が整うこと(善玉菌優位の腸内環境)で痩せやすくなるといわれています。老廃物を排出し、必要な栄養素がきちんと吸収、消化できることで代謝が良くなるためです。太りやすい体質だからと諦めている人も、腸が整う食事を続けることで、溜め込まない痩せやすい体質に変化することが可能です。 ・旨みアップ 味噌や塩麹などの発酵調味料は料理を美味しくします。それは「麹の持つ酵素の力」のおかげ。酵素が、素材のたんぱく質を分解します。これにより、旨み成分のグルタミン酸がつくりだされ、また肉や魚の肉質が柔らかくなることで、総合的に美味しくなるのです。麹の調味料は、“旨みを引き出す”力があるということですね。 ・経済的 塩麹や醤油麹を自分でつくれば、麹本来の力を発揮させて好みの味につくれますし、一度にたくさんつくることもできて経済的です。これらの発酵調味料は、麹の力によって旨みが引き出されるので、様々な既製品のタレを買い揃えなくても美味しい料理をつくることができます。 ・保存がきく 発酵食品や調味料は発酵の過程で生まれた発酵菌が豊富です。この発酵菌(良い菌)が働いている間は悪い菌が働きにくくなるため日持ちするようになります。 伝統製法でつくられる麹の方が菌の力が強くなるので、購入するときは添加物を含んでいない伝統製法のものをお勧めします。より効果を得たいという場合は、自身で手作りしてはどうでしょう。市販されている発酵調味料の中には、「酒精」というものが添加され、発酵の力が抑えられてしまっているものがあります。
■発酵調味料をつくろう
・塩麹 乾燥麹・・・200g 塩・・・65〜70g 水・・・250ml〜- 乾燥麹をボウルに入れ、塩を加えてよく揉み込んでなじませます。
- 保存容器に1を入れ、ひたひたになるまで水を加えてスプーンで混ぜ合わせます。
- 翌日に水気がなければ水を足して混ぜます。
- 1日1回混ぜ合わせ、10日ほど常温に置いておき、発酵した香りがして、とろみがついたら完成。冷蔵庫に入れて保存します。

■おうちごはんの悩みを解決する発酵の力
塩麹は塩の代わりに使える調味料です。従来なら塩やこしょうで下ごしらえしていたところを塩麹に代えるだけで素材の旨みが引き立つ、美味しい料理が出来上がります。煮る、焼く、蒸すなどの調理法でも塩麹を揉み込んで30分ほど置くだけで下ごしらえ完了します。これさえしておけば、あとは食べる前に焼くだけで複数の調味料要らずで美味しい一品ができるのです。アレンジも自在で、塩麹×レモンや塩麹×カレー粉、醤油麹×みりんなど、発酵調味料を掛け合わせたり、スパイスを加えたり、レパートリーは無限大です。手早く簡単に料理を作りたい。続けられるからだ想いな料理を作りたい。そんな方こそ発酵調味料にお任せしてみましょう。旬の野菜と発酵調味料を取り入れたおうちごはんで腸が整うことで、こころとからだの調子も整いますよ。

前田美樹
職 業 | 管理栄養士 |
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保 有 資 格 | 管理栄養士、インナービューティープランナー、インナービューティーダイエットアドバイザー、インナービューティースイーツマイスター |
ブ ロ グ | http://s.ameblo.jp/yasadai/ |
得意ジャンル | 米粉スイーツ、お弁当、ほっこりおうちごはん |
趣 味 |