
風邪をひきやすい...免疫力を上げるレシピ【体ぽかぽか!かぶときのこのあんかけ汁】
材料(2人分)
かぶ(くし形切り)…1個
まいたけ(手で割く)…1/2パック
しいたけ(薄切り)…1個
にんじん(細切り)…2cm幅
かぶの葉(みじん切り)…適量
しょうが(すりおろす)…1かけ
水…1と1/2カップ
塩麹…小さじ2
葛粉…大さじ1
塩…ひとつまみ
作り方
- 鍋に大さじ2の酒(分量外)、まいたけ、しいたけ、かぶ、にんじん、しょうが、塩を順に入れ、蓋をしてしんなりするまで弱火で蒸し煮する。
- 水、塩麹を入れ、温まるまで火にかける。
- 同量の水で溶いた葛粉を加え、透明になるまで火にかけ、とろみをつける。
- 器に注ぎ、かぶの葉を盛る。
毎年寒くなると風邪をひく…。それが当たり前になっていませんか?イベントも増えるこれからの時期、体調万全で思い切り楽しみたいですよね♪ また、私たちは職場や学校、移動中の電車の中でも大勢の人と接しています。様々なウイルスが猛威をふるい始めるこの時期に覚えておきたい「免疫力を上げるポイント」を、心も体も温まるレシピとともにご紹介します。

■免疫を司るのは「腸」
季節の変わり目や、忙しさからひと段落して気を抜いたとき、体調を崩してしまう。予防をしていてもなぜか風邪をひきやすい。そんなこともありますよね。 腸には体内の約70%の免疫細胞があることから、人体最大の免疫器官とよばれています。これらの免疫細胞は、腸内環境が整っている状態でうまく働くことができます。風邪をひきやすい人は、腸内環境が乱れていることが原因のひとつかもしれません。■免疫力アップ=アンチエイジング!?
「免疫力」は病気のときに意識するものですか?それだけではもったいないですよ。腸内環境を整えて免疫力を上げることが同時にアンチエイジングにつながります。免疫力が高まると血行が改善されリンパの流れも良くなります。体内の老廃物も排出されやすく新陳代謝が高まり、体の内側から美しくなることができるのです。■風邪のひき始め。そんなとき何を食べる?
まずはしっかり休むこと。風邪をひいたときは消化機能も弱まっているので、なるべく胃腸を疲弊させないように消化しやすいものを食べましょう。しんどいときに無理して食べることは逆効果です。そのうえで、風邪のときのおすすめ食材はこちら。 ▷しょうが・ねぎ・ニラ・葛粉 体を温める効果があり、風邪のひき始めにぜひ摂ってほしい食材です。「体温の低下」は免疫力も低下させてしまいます。冷えを感じる前に、お腹の中から温める習慣を身につけておきましょう。根菜類など秋冬の野菜には体を温める作用があるので食材選びには「旬」を意識してみてください。 ▷豆腐・味噌などの大豆製品 風邪のときは「消化のいいもの」を選ぶことが鉄則。体温を上げ、体の材料になるたんぱく質も欠かすことはできないので、肉や魚よりも胃腸に負担をかけず食べやすい豆腐をうまく利用しましょう。また、伝統製法で作られた味噌は発酵菌が豊富で腸内環境を整えてくれるので免疫力アップにおすすめです。
■免疫力を上げる栄養学
▷βカロテン 体内でビタミンAとして働きます。粘膜を強化し感染から守ります。 春夏:モロヘイヤ、青じそ、バジル 秋冬:にんじん、ほうれん草、春菊、かぼちゃ ▷βグルカン 免疫細胞を活性化し、免疫力を高める作用があります。 しいたけ、まいたけ、しめじなどのきのこ類 ▷ビタミンC 高い抗酸化作用がありバリア機能を強化します。 春夏:パプリカ、モロヘイヤ、ゴーヤ 秋冬:ブロッコリー、カリフラワー、ねぎ、キャベツ お疲れのときは、十分な睡眠とたっぷりの栄養です。ここぞいうとき、きらきら笑顔で力を発揮できるように日頃から大切な体をいたわってあげてくださいね。
・はじめに食材を蒸し煮して旨味を引き出すことが、出汁がなくても美味しくなる秘訣
・葛粉がなければ片栗粉でも代用可

前田美樹
職 業 | 管理栄養士 |
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保 有 資 格 | インナービューティープランナー 管理栄養士 |
ブ ロ グ | http://s.ameblo.jp/yasadai/ |
得意ジャンル | ほっこりおうちごはん、お弁当、米粉スイーツ |
趣 味 |