突然ですがみなさま歯の検診など定期的に行かれていますか?
実は私生まれてから1度も虫歯になったことがなく10年弱ほど歯医者さんに行かず過ごしていました。さすがにまずいと思い、10数年ぶりに受けた検診で初期の虫歯が見つかりました。自分には存在しないと思っていただけにかなりショックでした。その後すぐに治療しましたが、その2年後治療した歯に虫歯が再発。せっかく治療したのに!これもかなりショックで、現在進行形で治療中の身です。
そんなきっかけで今回はインナービューティーダイエットの考え方を交えながら歯の健康についてお伝えします。
食事をおいしく食べるためには、健康な歯がないと始まりません。健康な歯とはしっかり噛める歯だと思います。
インナービューティーダイエットで提唱される「よく噛むこと」
よく噛んで食べると、物理的に力が加わるためより栄養素の吸収を高めます。また、細胞の新陳代謝が活性化しあごの骨も丈夫になります。満腹感を感じやすく食べすぎ防止やエネルギー代謝UPで肥満予防効果も得られます。さらに心を落ち着かせストレスによる過食を防ぐこと、エイジングケア、唾液の分泌が促され有害物質の軽減も叶えてくれます。
よく噛むことは自分を大切に出来る一番簡単な方法です。
消化吸収の負担を軽減できるのも、暴飲暴食を防ぐのも、いつまでも若々しくいたいのも自分の意志でいつでも出来ます。
ではしっかり噛める強い歯を作るにはどうしたらいいでしょうか?
歯を強くするのに必要な栄養素をご紹介します。
・カルシウム
歯の主成分となり、歯の再石灰化を促す作用があります。
虫歯の菌が出す酸で歯のエナメル質を溶かすことを脱灰、唾液に含まれるカルシウムやリンなどミネラル分でエナメル質を補修することを再石灰化といいます。
口内では脱灰と再石灰が繰り返されています。カルシウム不足による口内環境の悪化は防ぎたいものですね。
またお子様の場合永久歯を育てるためにカルシウムは重要な栄養素です。
牛乳やチーズなどの乳製品、小魚、ひじき、小松菜などに多く含まれています。
・ビタミンD
カルシウムの吸収を促進したり、歯の再石灰化を調整する作用があります。
サケやいわし、干ししいたけやきくらげに多く含まれています。
ビタミンDは別名「サンシャインビタミン」ともいわれ日光を浴びることにより生成されます。適度な日光浴は骨も歯も強くし、体内時計もリセットされ、気分もすっきりいいとこ尽くしですね。
・タンパク質
歯の土台である歯茎を作ります。大豆や豆類など植物性のタンパク質や肉や魚、卵、乳製品など動物性のタンパク質をバランスよく摂取しましょう。
・ビタミンC
歯の象牙質を強くする働きがあります。また歯茎の構成成分であるコラーゲン生成のために必要な栄養素です。歯周病予防にも積極的に摂りたいですね。
野菜や果物、いも類に多く水溶性のビタミンであるためこまめな摂取がポイントです。
・マグネシウム
歯を支える歯槽骨の構成成分であり、カルシウムの吸収も助けます。
大豆やアーモンド、玄米、海藻類などに多く含まれています。
・ビタミンA
歯のエナメル質を作ります。緑黄色野菜や卵、うなぎなどに多く含まれています。
子供の歯は6~8か月ごろに生え始めますが、歯のもとになる芽 (歯胚)は妊娠7~10週目に形成されます。生まれてくる赤ちゃんの歯を作るためにも、上記の栄養素をバランスよく摂っていきたいですね。
また丈夫な歯を作るには硬いものを食べた方がいいといわれますが、それは成長期のお子様に限ります。成長が終わった成人になるとむしろマイナスに働く場合も。硬いものを噛みすぎることで肩こりや、頭痛、歯が欠けてしまったり…。
よく噛むことと長い時間強く噛み続けることは別問題。何事もほどほどが大事ですね。
当たり前に食べていますが、おいしく食べられるのは今ある健康な歯があるおかげです。
食べることで健康や美しさを叶えるためにも歯の健康にも気遣ってみませんか?
意識することで歯磨きの仕方や間食の摂り方など行動も変わってきます。
ぜひ考えるきっかけになるとうれしいです。
今日もおいしく食べられる日でありますように♪
【プロフィール】
♪名前 中島 美津子
♪職業 会社員
♪保有資格 管理栄養士、インナービューティープランナー
♪インスタグラム _325han_
♪得意ジャンル おうちごはん
♪趣味 食べ歩き、読書