東洋医学の「陰陽」に注目

立夏を迎え、暦の上では夏を迎えましたね。夏の訪れを近くに感じる一方、暑い季節に向けて体調を整えておきたいなぁとも思いはじめる季節。

 

さて、身体に良いものを探すほど、どれを選ぶべきか迷ってしまう…。こんな風に頭を悩ませてしまうことはありませんか? そんな時は一度立ち止まり、ご自身の身体に耳を傾けてみましょう。

“どの情報がいいのかなぁ?”という視点の他に、“私の身体が欲しがっているものはなんだろう”という視点も持つと、自然と選ぶべきものが見えてきます。
自分の身体が必要としているものは、ご自分の身体が一番よく知っているのです。

 

自分の身体が求めているものは何か?自分の身体はどんな声を上げているか?

それは、毎日の体調からも感じとることができますが、肌の状態や体質などにも身体の声を読み解くヒントがかくれています。

今日は、東洋医学の「陰陽」という考え方に注目して、身体の声をみてみたいと思います。
陰陽説とは、「月と太陽」「夜と昼」「冬と夏」のように、宇宙に存在するものは全て、陰と陽に分けられるという古代中国哲学の考え方です。この陰陽説に基づいて考えると、私たちの体質も陰と陽に分けることができます。

さて、あなたは、何タイプでしょうか?
自分のタイプを知ることで、体にあった健康情報を選ぶヒントが得られます。

どちらのタイプに当てはまるものが多いでしょうか?

 

■陰性タイプの特徴
ぷよぷよした体で、洋梨体型。
行動はゆっくりで疲れやすい。
手が冷たく、湿っている

 

■陽性タイプの特徴
筋肉質で、りんご型体型。
活動的で、どちらかというとせっかちさん。
手が温かく、手の平が乾いている。

この2つのタイプは、どちらが良い・悪いというものではありません。

健康を考える上で大切なことは、中庸のバランスと言われています。

中庸のバランスとは、均衡がとれているシーソーのように、陰陽のどちらにも偏らないバランスがとれている状態です。

 

こうして、ご自身の体質が分かると、自ずと選ぶものもみえてきませんか?

そう。もし、あなたが陽性タイプであれば、バランスを取るために陰性に寄せることを考え、反対に、陰性タイプであれば、陽性に寄せてバランスとることがポイントになります。

 

では、どのようにバランスをとったら良いでしょうか?

その方法の1つがお食事です。

 

私たちの身体と同じように、食べ物にも陰性と陽性の性質があります。陰性タイプの方は陽性の食材を、陽性タイプの方は陰性の食材を活用すると身体のバランスがとりやすくなります。

 

では、食材の陰陽についてみてみましょう。
と言いたいところですが、食材の数は無限大。1つ1つ覚えると大変です。そこで、“考え方”を知っておくと便利です。考え方は、とっても簡単!

 

暑い地域で育つもの→「陰性」(例:南国で育つバナナ)
寒い地位で育つもの→「陽性」(例:青森県で育つりんご)

 

旬の食材を意識するように、どこの土地で育つものだったかな?ということも意識してみましょう。食材への知識も深まり楽しいですよ。

特定の視点だけで健康を語り尽くすことはできませんが、陰陽の視点は自分にあったものを考える上で1つのヒントになります。ベストバランスは中庸です。シーソーを思い浮かべてみても、左右にバタバタと揺れるシーソーは体の負担が大きいですよね。陽性なものを取りすぎたら陰性で戻せばいいというわけではなく、日頃から、バランスの良いお食事を心がけましょう。

ちょっと難しいお話になってしまいましたが、陽性や陰性が分からなくなっても大丈夫。そんな時は、「自分の身体の声」を大切にしてみてくださいね。

 

〈プロフィール〉

名前  見原諒子

 

♪職業♪    

リラクゼーション業

 


♪保有資格 ♪ 

マクロビオティック望診法指導士、

インナービューティープランナー、IBダイエットアドバイザー

IBフードスペシャリスト 、IB美腸マイスター、

IBスイーツマイスター、IBオイリスト

 

 

♪Blog  ♪
https://ameblo.jp/ryoko53/

 


♪得意ジャンル♪
望診、和食

 

 

♪趣味♪
カフェでまったり

 

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