経済学と夫婦の関係

経済学と夫婦の関係~夫婦仲の経済学~

皆さま、こんにちは。異色のIBP小林有実(あみ)です。

皆さまは経済学と聞くとどんな事を連想しますか?経済政策や、金融関係、株などでしょうか?私は大学生の頃、経済学を学んでいました。その中で、経済政策や金融などもありましたが、経済学はもっと身近で面白いものだという事を知りました。そう、私達の生活そのものが経済学。私たちの生活が今より少し豊かに、幸せになるヒントが隠されている(隠れていないでそのまま表れているかも...)のが経済学ではないかなと思います。

とは言っても私は経済学のプロではないので、今回は『夫婦仲の経済学』というアメリカの学者が書いた皿洗いからセックスライフまで、妻と夫の不満は経済学で解決という実際の夫婦にアンケート調査を行い、経済学で使われている理論で解決方法を探すという本に沿ってゲーム理論を用いた夫婦のお話しをご紹介致します。

 ゲーム理論とは?

まず、簡単にゲーム理論の説明をしたいと思います。

ゲーム理論とは、数学者により誕生した自分の利得が自分の行動のほかに他者の行動にも依存する状況でどのような行動をとるのかを分析している学問です。さらにゲーム理論には「協力ゲーム」と「非協力ゲーム」があり、名前の通り、登場人物同士が協力できる状況にあるのが協力ゲームであり、話し合いなどの協力が出来ないのが非協力ゲームです。

ゲーム理論は戦争や、企業の競争の話から家庭内の中までそれはそれは私達の気づかないレベルで生活にとっても身近なモノです。

 他社の行動により自分の利得(しあわせ)が影響されるなんて、まさに夫婦や家族の関係そのものですよね。その中でもどうやって夫婦、互いの幸せが最大化できるかは大きな問題。

戦略の分極化―意見の相違―

 二人の人間がいた時に、お互いが同じ意見を持っていれば話が進むのは早いですよね?ですが、実生活で二人の意見がぴったり合う事は一体どれだけあるでしょうか。夫婦でもそれは一緒。夫婦仲の経済学に出てくるライアンとアリエルは引っ越しについて引っ越したいという部分で合意しているものの、引っ越し先で揉めてしまいます。住み慣れた町に住み続けたいアリエルと郊外に引っ越したいライアン。相手の意見を認めれば「負け」になってしまうと思い、二人は意地になりお互いの意見を聞かずに話し合う事をしませんでした。これに経済学が与えた答えは「協力と交換」でした。お互い意地になり、折れてしまえば全ての決定権を譲歩する事になると思い話合いをしていませんでしたが、アリエルがロケーションを譲る代わりにマンションを選ぶ事にするというのを話し合いで決めた事により広く安い場所に引っ越す事ができました。アリエルとライアンはそれぞれ、ロケーションも物件も自分が選んだもので決定していれば各々の効用(しあわせ)はそれぞれ一番高かったでしょう。ですが、その一方でもう片方の効用(しあわせ)は最悪、という結果に。きっとそんな片方の意見を無視する決め方をしていれば夫婦仲も最悪に、そして二人は生活を共にする事もやめていたかもしれません。ですが二人は話し合いを通じて「協力と交換」をした事により〈可能な範囲で最善の結果〉にたどりつく事が出来ました。

 

 作中の「手間とひまと金をかけた世紀の夫婦実態アンケート」では『結婚生活をしていくうえで一番労力がかかる事は』という質問に対して、妥協、価値観の違い、家族の都合を優先させる、折衝などの回答が挙がっています。どうしても人と人が一緒に生活するには一人では感じえない、人間関係のストレスがあると思います。それでも夫婦が二人で一緒に生きていくためには互いが互いの利益を追求しつつ、協調し、チームとしての利益の最大化を求めていく必要があると思います。

 

 

 

 

プロフィール

♪名前 小林有実(こばやしあみ)

 

 

♪職業

OL、主婦

♪保有資格

IBDA、IB美腸マイスター、IBP37期マスター、健康管理士、健  康管理能力検定2級

♪ブログ
インスタグラム @ ami_wedding_diet

♪得意ジャンル

簡単ずぼら夫婦ごはん

♪趣味

料理、ゲーム

 

 

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