今こそ、伝統野菜に目を向けてみませんか

今こそ、伝統野菜に目を向けてみませんか

新型コロナの影響で自粛生活を求められる今、地元に目が向けられていますね。レジャーだけでなく、食の面でも、地元に注目してみませんか?いろいろな意味で地産地消が叫ばれる今、伝統野菜の復活をめざす動きが全国各地で盛り上がっています。その伝統野菜のパワーが、今こそ取り入れて欲しいものなのです。

 

「伝統野菜」とは

古くから作られ、採種を繰り返していく中で、その土地の気候風土に合った野菜として確立されてきたもののことです。そして、地域の食文化にも密接なつながりを持ってきました。皆さんの地域にも、きっと伝統野菜があると思いますよ。例えば大根で言えば、私の住む沖縄には「鏡水大根」、京都なら、千枚漬けで有名な「聖護院大根」があります。

「採種を繰り返す」

上記で述べた、「採種」。これが本来の野菜の栽培方法です。伝統野菜は「固定種」と呼ばれる種で、長い年月をかけ、その土地の気候風土に適応した野菜から種採りを繰り返し、形や色、味を固定化してきました。すなわち、古くから今日まで命を育み、命をつないできた野菜です。

 

しかし、スーパーに並んでいる野菜と比べると生産効率が悪く、揃いも良くないため、流通にはあまり適していません。また、旬の時期しか生産できない季節限定の野菜です。今は冬でもナスやトマトの夏野菜がスーパーに並んでいますが、そういうことは伝統野菜にはできません。実はここがミソ!

 

「旬が感じられる野菜」

インナービューティーダイエットでも、「旬の野菜を丸ごといただく」という考えをお伝えしています。旬の野菜には、私たちに良い効果をもたらしてくれる成分が豊富に含まれているのです。夏野菜はカラダを冷やし、冬野菜は逆に温める効果があることは広く知られるところですが、それ以上に伝統野菜には、今の野菜にはない強い香りや、えぐみ、苦み、甘みや旨味といった多様な味が備わっています。これらの特徴こそが、最近よく耳にする「ファイトケミカル」にあたり、私たちに良い効果をもたらしてくれるものなのです。

その期待できる効果の一つが免疫力の向上。感染症がまん延している今こそ、自己の免疫力を高めて自己防衛していきたいですね。

 

「楽しんで、おいしく食べて健康に」

全国各地には、誰もが一度は耳にしたことのある全国的に知られたものから、一部の地域でしか作られていない貴重な在来種まで、その地域で長い間栽培され、親しまれてきた伝統野菜が紹介しきれないほど存在します。皆さんも、ぜひ居住地域のものを探してみませんか?きっと驚きの発見があると思いますよ。

 

大きさも色も形も全て同じに見えるスーパーに並ぶ野菜と比べると、形もいびつで大きさもバラバラ。でもそれこそが野菜の本来の姿。私たちに恵みをもたらしてくれる野菜たちです。機会があれば生産者さんにおいしい食べ方も教わって、ぜひチャレンジしてみてください。

 

最後に各地域の伝統野菜名の一例を載せておきますのでご参考くださいね。

 

 

 

会津の伝統野菜(福島県)

山形おきたま伝統野菜(山形県)

江戸東京野菜(東京都)

あいちの伝統野菜(愛知県)

飛騨・美濃伝統野菜(岐阜県)

加賀野菜(石川県)

なにわの伝統野菜(大阪府)

大和伝統野菜(奈良県)

みえの伝統野菜(三重県)

ひご野菜(熊本県)

 

新型コロナが落ち着いたら、ぜひ沖縄に伝わる伝統野菜も食べに来てください。

津波真澄

職   業 インナービューティーダイエット協会公式パートナーMasumi’s Kitchen主宰
保 有 資 格 インナービューティープランナー、インナービューティー美腸マイスター等
ブ ロ グ http://ameblo.jp/masumit
得意ジャンル ヴィーガン、グルテンフリー料理とスイーツ
趣   味 マラソン

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