インナービューティーダイエット流☆暑気払い

 

 みなさま、こんにちは。インナービューティープランナーの有光眞織です。

 8月も半ばですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年の夏は、例年より少し遅れて梅雨明けしたため、暑さに体が慣れるのも時間を要します。ましてや猛暑日が続く昨今、いかに夏を乗り切るかが要となってくるでしょう。そこで今日は、日本文化の1つである『暑気払い』について、インナービューティーダイエットの学びも含めた形でお伝えします。

  1. そもそも『暑気払い』とは

 暑気払いとは、『暑さをしのぐために何かをすること』をいいます。現代において、暑気払いというと、かき氷や冷やし中華などを味わったり、ビアガーデンで生ビールを飲んだりするなど、冷たいものをいただくことが定番のようになっています。

 しかし、昔の習わしに立ち返ると、体の内部の熱を下げる食べ物や飲み物をいただいたり、繊細な感性でもって涼しさを感じることを行ったりと、様々な手法があるのです。

2.インナービューティーダイエットの知識を活かした暑気払い

 インナービューティーダイエット協会が提唱しているお食事法の1つとして、『季節に応じた旬の食材を摂る』ことが挙げられますが、夏野菜はまさに、体の内部の熱を下げてくれる食材といえます。特にウリ科の食材(冬瓜やきゅうり、スイカ、ゴーヤ、ズッキーニなど)は、カリウムを多く含み利尿作用があるため、尿と一緒に体の熱を逃してくれます。また野菜に含まれる水分が豊富なので、暑気払いとして体の内部の熱を下げるためにも夏野菜を活かしたお料理はおすすめです。

 また、『発酵の過程を経た伝統調味料』としても、インナービューティーダイエット協会が重宝している『甘酒』は、飲む点滴と言われるほど栄養豊富であることで有名です。お正月の初詣の際に、神社でふるまわれていることから『冬』のイメージが強いですが、日本古来の風習としては夏の暑気払いのために甘酒を冷やしたものをいただいていました。甘酒に含まれるブドウ糖、ビタミンB群やミネラル、アミノ酸は町内環境を整えてくれ、免疫力を保つ効果があるため夏バテ対策にもなります。

 暑気払い自体が、暑さを払うことで体と心を整えるものですが、これもインナービューティーダイエットの『体の内側から整える』ことと共通点ともいえます。

3.感性で楽しむ夏の風物詩

 『食』以外の点で、暑気払いのもう1つの方法として五感から涼むものがあります。現代社会では、どこにいてもクーラーが効いていますが、エアコンが無かった時代の日本人は、五感で暑気払いをしていました。

 例えば、風鈴は『聴覚』から涼しさを感じられる夏の風物詩の1つです。風鈴といっても日本全国では様々な材質の風鈴があります。南部鉄で作られた南部風鈴、陶器製の瀬戸風鈴、江戸風鈴はガラス製です。材質により音の響きが異なり、チリンという音が響くと涼やかな気持ちになります。古代中国のお寺の軒先に吊り下げられた風鐸(ふうたく)という小さな鐘が由来とのことですが、日本で様々な特徴を持つ風鈴が広まり、吊り下げられた風鈴が、風によって一斉に鳴り響く『風鈴市』という催しも開かれるほどです。また『視覚』でいえば、水の流れを見て楽しむ流しそうめん、光を楽しむ線香花火も涼しさを楽しむ夏の風物詩として挙げられます。そして『触覚』でいうと、朝夕の暑くない時間帯に打ち水をして、水の蒸発とともに外気温を下げる試みは現代社会においても多くの場所で行われています。視覚・聴覚・触覚などから涼しさを感じる工夫をした『暑気払い』をすることで、夏を乗り切りましょう。

 いかがでしたか。自然と共生し、感受性豊かに季節を過ごす文化が根付いた日本ならではの風習である『暑気払い』、是非お試しください。

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました!

 

有光眞織

職   業 IBD協会公式パートナー校埼玉[クッキングサロンKitchentalk]主宰/国語教師
保 有 資 格 インナービューティープランナー  インナービューティーエイジレスフードマイスター  インナービューティーフードスペシャリスト  インナービューティーダイエットアドバイザー  インナービューティースイーツマイスター
ブ ロ グ ブログ:https://www.ameblo.jp/alpacamaori/
得意ジャンル 魚介類を用いた簡単レシピ・ダイエット&アンチエイジングな腸活おばんざい・ビジョン手帳を用いた自己実現[オトナの進路応援]・インナービューティースイーツ
趣   味 茶道、カフェ巡り、読書、愛猫のお世話など。

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