暑い夏を乗り切ろう!熱中症対策について
みなさまこんにちは。インナービューティープランナーの中島美津子です。
土潤溽暑(つちうるおいてむしあつい)
七十二候の一つで二十四節気の大暑の次候にあたり、ちょうどこのコラムの掲載日前後を指します。
土が潤い蒸し暑い日々、今も昔と変わらず夏はじっとり蒸し暑い感覚なんですね。
さて今年の夏はいつもと違い、マスクを着用している方が大半だと思います。
夏場のマスクってさらに蒸し暑く感じて苦しいですよね。
マスクをつけると皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気づかないうちに脱水状態になり体温調整がしずらくなり、熱中症のリスクが高まるといわれています。
環境省と厚生労働省のガイドラインでは、「のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をし、屋外では人と適度に距離を取った状態でマスクを外すなど対策が必要」と示されています。
私事ですが先日、一、二時間ほどマスクを着用し、水分を取らず蒸し暑い室内で仕事をしていたところ、次の日に手足が熱く、あたまがぼんやり…軽い熱中症のような症状に悩まされました。屋外じゃなくても水分補給はこまめに摂る必要があると身をもって感じました。
そこで今回は改めて意識したい3つの熱中症対策について紹介します。
その1 こまめな水分補給
のどの渇きはすでに脱水が始まっている証拠。人間の体の約60%は水分で作られています。
水分は体を維持することに必要不可欠で、不足すると生命の危機にかかわります。
毎日普通に生活しているだけでも尿や便、呼吸や汗で2.5Lの水分が失われています。
食事から1L、体内では0.3Lの水分が作られ、足りない1.2Lは飲み水で水分補給が必要です。
そして一気に飲むのではなく、朝起きた時、食事の前、運動前後(運動強度問わず)、仕事・勉強の合間、入浴前後、夜寝る前などにコップ1杯程度のお水をゆっくり飲むのが理想です。
お水が苦手な方はノンカフェインの麦茶やルイボスティー、ハトムギ茶(妊娠中の方はお控えください)、レモンやミントを入れたデトックスウォーターも水分補給におすすめです♪
その2 ミネラル補給
水分だけではなく塩分などミネラルも大切です。
大量に汗をかくと体内の水分とともに塩分やミネラルも失われてしまいます。そこに水分だけを補給すると、血液中の塩分やミネラルの濃度が低くなり、熱中症の症状を悪化させてしまいます。
スポーツドリンクや塩飴などが手軽ですが、お砂糖が気になる方はミネラル豊富な麦茶やルイボスティー、塩昆布、梅干しなども取り入れるのもよいですね。
その3 暑さを避け、暑さに備えたからだ作り
体温の上昇を抑えるために、薄着になる、冷房を使うなど暑さから逃れる行動性の体温調節で無理せず過ごすことが大切です。
また、暑さに慣れて暑さに強くなることも熱中症対策として有効です。
暑さに対する体の適応は気候の変化より遅れて起こりますので、日ごろからウォーキングなど汗をかく習慣を身に付け慣らしていけば、夏の暑さに負けないからだ作りができます。
熱中症の発生には、風邪や体調不良、寝不足、過度なアルコールの摂取、朝食は食べたかなど、その日の体調が影響しますので気をつけていきましょう。
いかがでしたでしょうか?
熱中症は予防法、対策を知っていれば症状を最小に防ぐことも出来ます。
そして熱中症対策には「飲む点滴」や「飲む美容液」と呼ばれる甘酒も大変おすすめです。
甘酒は冬のイメージが強いですが江戸時代まで遡ると、暑さと湿度で体力が落ちがちな夏場に需要があり売り歩く商人が大勢いたとのこと。日本の夏はどの時代も変わりませんね^^
甘酒には米麹の甘酒、酒粕の甘酒がありますが熱中症対策にはアルコールを含まない米麹の甘酒がおすすめです。
ビタミンB郡やブドウ糖、オリゴ糖、必須アミノ酸を含むため、疲労回復や整腸作用、美肌などうれしい効果も期待できますね♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさまが元気に夏を過ごせますように☆彡