皆さまこんにちは。インナービューティープランナーのMiyukiです。
私は昨年まで、眼科で目に関する色々な検査を行う、視能訓練士という仕事をしていました。
昨年の夏からは夫の都合でシンガポールに来て主婦となり、秋にはプランナーの資格をいただき、全くの新しい生活環境となってから約一年が経ちます。
IBプランナーの勉強は、海外での食生活の変化に対応できるように、という理由から通信で学びました。
栄養学から調理法、腸内環境の整え方まで幅広く学べたことで、油で炒めたり揚げたりといった調理法が多いシンガポールでの食生活の整え方、また食材の選び方など、生かすことができ、知っておくことの大切さも痛感しました。
今後、このコラムも含め、少しずつでも、皆さまのお役に立つ事ができたら嬉しいです。
さて、新型コロナの影響でオンライン化が進んだ事で、部屋の中にいる時間が多くなり、近くの作業やディスプレイ画面を見る時間が増えた方も多いかと思います。
最近私の周りでも、目の疲れやトラブルについて困っている方や相談が明らかに増えたので、今回は『目』についてお話したいと思います。
目は、物凄く膨大な量の情報を常に脳に送り、何を見る時もレンズを膨らませたり縮ませたり、筋肉を調節しながら働き、酸素と栄養を常に必要としています。
それを運ぶ血液を送る為、目にはびっしりと毛細血管が張り巡らされています。
目の炎症だけでなく、疲労でも充血する事があるのは、こういった酸素と栄養を沢山送ろうとして、血管が広がるためなのです。
そして表面からも涙を送ることにより、酸素と栄養を送り、潤し乾燥から守り、さらに殺菌もしてゴミや細菌などの外敵から目を守っています。
そんないつも頑張ってくれている目を労わるためにできることは、日常においても沢山ありますので、いくつかご紹介します。
〜目の疲れを癒す為に出来ること〜
・姿勢と画面の位置の調節
背筋をのばし、パソコン画面は正面の目より下の位置に置きます。
見上げると眼球の面が多くなり目の乾燥に繋がるので、姿勢に気をつけ、伏し目がちに画面を見ることで眼球が露出する割合が減り、 目が乾くのを軽減することができます。
・画面からの距離
スマホの場合は30センチ以上、パソコンだと40〜50センチ以上は画面から目までの距離を離します。
特にスマートフォンは文字が小さい為、集中すると15センチ程で見ている方も多く見かけます。少し離すだけでも、目の負担は減ります。
・意識的に瞬きをする
パソコンやスマホなどをみていると、集中してしまい、瞬きを忘れてしまっている事がよくあります。
一般的に1分間で約20〜30回と言われていますが、画面を見ていると約5〜10回、半分以下に瞬き回数が落ちるという報告もあります。
気が付いた時で構いませんので、意識的に瞬きをしてみましょう。
・目の緊張をこまめに解く
継続的に近くを見続けると、目の筋肉が緊張し、コリ固まり疲れに繋がります。
少なくとも30分〜1時間おきには窓の外を見て目の筋肉を休ませてあげると良いです。
窓などが無ければ、部屋の隅などでも離れていれば効果があります。
・画面の明るさの調整
パソコンやスマホ画面の照度を、周りの明るさと同じように合わせて調節します。反射フィルターや、光の当たる位置をずらして反射光を防ぐことでも目への負担を減らす事ができます。
・メガネを合わせる
合わないメガネを掛けていたり、遠く用の強い度数のメガネを掛けたまま近くを見続ける事も疲れ目の原因の一つです。
特に40代以上の方で最近近くが見にくく不便を感じるという場合は、無理せずに、どのようなものをどのくらいの距離で見たいのかをご自身で確認し、お近くの眼科でメガネの相談をしていただく事をお勧めします。
・目を温めてリラックス
目を休ませてリラックスし、優しくこめかみの辺りをマッサージしたり、温めたりすると血行が良くなりお勧めです。
湯船に浸かりながら、お湯で濡らして絞ったタオルを目に当てるのも気持ちが良いですし、濡らしたタオルを電子レンジで熱くない程度に温めても、簡単にホットタオルが作ることができます。
以上、沢山挙げましたが、全てやる、というのは大変ですので、この記事を読んでくださった方が、ちょっと目が疲れたな、、と思った時にどれかを思い出し、ご自身にあった方法を取り入れて、大切な目を、労わっていただければと思います。
ストレスの影響を受けやすい時かと思いますが、過度に心配し過ぎず、リラックスして免疫力を高めていきましょう(^^)
お読みいただきありがとうございました。