『逃げ恥』からみる、結婚や女性の働き方
皆さまはじめまして。
インナービューティープランナー37期の小林有実(こばやしあみ)と申します。
この春、プランナーになったばかりの新米です。どうぞ、よろしくお願い致します。
そして、自分で言うのもなんですが先日入籍をした新婚ホヤホヤの新妻でございます(笑)
そんな私が、今回テーマにしたいのが『結婚』や『女性のライフスタイル』のお話。
元々、大学では労働経済学を専攻しており、『女性の活躍』や『家庭環境と将来の賃金の関係』などを勉強しておりました。この結婚というタイミングで、自分のライフイベントやこれからの人生について考え直すきっかけになりました。
今回、コラムを書かせて頂く事になり、読んで下さった皆様が明日からを少しでもワクワクした気持ちに、楽しく過ごせるきっかけになればと、『女性をもっと自由に!幸せに!』そんな事を常に思っております。
「逃げ恥とは?」
皆さんは「逃げ恥」という言葉を聞いた事がありますでしょうか。「逃げ恥」とは、「逃げるは恥だが役に立つ」というマンガと同名作のドラマの事です。新垣結衣さん演じるみくりが星野源さん演じる平匡と就職と言う名の契約結婚をする所から始まり、いろいろな問題に直面しながらも乗り越えていくお話しです。2016年にドラマが放送された際にはむずキュンや恋ダンスというワードが流行るほど、話題になったドラマです。
元々は、少女マンガですが現在の日本を取り巻く色々な社会問題や課題を色々な人の立場で描かれています。
「結婚とは?」
「逃げ恥」の中で主人公は『結婚=永久就職』と考え、住み込みの家政婦として平匡に雇用してもらえる様提案します。ここで以外だったのは平匡が承諾し、雇用条件書を作成した事。うーん、ビジネスライク(笑)と思いつつもとても大切な事です。
実際に月給から仕事内容、生活費の負担などいろいろな事をあらかじめ決めて、雇用する事、雇用される事を選ぶ二人。そして、さらに考えさせられたのは、二人の前に起こる様々な問題を二人で話し合いながら雇用条件を変更や追加した事でした。普通の夫婦間では、何かイレギュラーな事があってもなあなあや雰囲気というものに任せてしまがち・・・
しかし、この二人の関係は雇用の関係。なあなあとはいきません。平匡の会社の人が家に遊びに来て奥さんに会いたいと言えば、時間外、予定外の労働として換算したり、一か月の食費が予算を越えてしまいそれをみくりが自分のお給料からこっそり補てんしているのを知れば、予備費を設けてデータを取るなど二人の間には建設的な話し合いがもたれていました。
自分が働く場が常に良い方へを調整や挑戦を続けるのは会社でも家庭でもいい事ですよね。また、こんなに従業員の事を考えてくれるなんて・・・雇用主の鑑!とも思いました。
そして、一緒に暮らしていく中で惹かれあう二人・・・(急な展開)そして、ついにみくりにプロポーズする平匡!ハッピーエンドかと思いきや、一番の衝撃。
まず、平匡のプロポーズは今までと変わらず、建設的に本当に結婚する事によるメリットを伝えるものでした。そう、雇用関係の終焉。もう、お給料は払いません。でも、今まで通り家事はしてね。そう聞こえなくもないもの。そしてみくりは『愛情の搾取』というパワーワードをぶつけるのです。
私は衝撃を受けたのと同時に、心の中にストンと腑に落ちる面が強かったです。確かに、なぜ結婚したからと言って他人の身の回りの世話を当たり前にしなければならないのか、ずっと腑に落ちない自分がどこかにいたのです。でも、それを口にしてはいけない、暗黙のルールみたいな、呪いを感じていました。それが、溶けたような。
そして二人がだした決断は、雇用関係から共同経営責任者になる事でした。二人仕事も家の事も協力しながら二人の会社である家庭を二人で運営していく。お互いを尊重しながら。
本当は普通の事かもしれませんが、私の目には輝かしく映りました。この二人が雇用関係の時は賃金が出る事以外、今までの男性優位の家庭図に少し似た様にも感じ、共同経営責任者となった二人はまさにこれからの夫婦像とも言えるように感じます。これからどんな形の夫婦が増えていくのか、私達がどんな夫婦になるのか楽しみです。
ここではあまりに短く書ききれない事も多いですが、少しでも皆さんの今日が自由に幸せになればと思っております。ここまでお付き合いいただきましてありがとうございます。