抗菌ハンドスプレーの作り方
皆様こんにちは。インナービューティプランナー矢野ちかこです。
連日のコロナウィルスの報道の中、予防対策として日常的に手洗い、手指の消毒をされているかと思います。
頼りにしたい市販品の衝動関連グッズ、消毒用エタノール、無水エタノール、スピリタス(93度以上あるウォッカ)も瞬く間に入手困難に。
スプレーや瓶、耐アルコール性のプラスチック容器さえも品切れ状態が続いています。
電車の釣り革、手すりに捕まった後や公共の場所で無意識にどこかに触れてしまった時など手洗いができない場面って多々ありますよね。こんな時に携帯できる抗菌スプレーは大活躍!
今、私は自宅サロンで行っているハンドメイドコスメレッスンでこの抗菌スプレーをつくりお持ち帰りいただけるようプラス無料レッスンとしてお伝えしお持ち帰りいただいているのですが、今日はその抗菌スプレーのレシピをお伝えできればと思います。とっても簡単です!
使用するのはまず、「無水エタノール」。
無水エタノールは、一般にエチルアルコールと呼ばれるアルコールの一種で「水拭きできない電子機器」や「電化製品の洗浄」に使われています。
注意書きには「用途以外に使用しないでください」とありますが、メーカー(「健栄製薬のサイト」等)に確認したところ、「希釈すれば消毒用エタノールになり、手指の消毒として使える」とのことでした。
<材料・作り方>
(材料)
無水エタノール 80ml
精製水 20ml
を混ぜて完成!
エタノール濃度80%前後のものが消毒効果が優れているといわれています。分量は基本、4:1の割合でOKですが、無水エタノールは水と混ざると体積が収縮して減少します。よって無水エタノール80mlに水20ml入れても100mlにはならないので、水を少しだけ多めに入れて全体量を100mlに調整するといい濃度となります(健栄製薬サイトより)
(※ご使用の際には必ずパッチテストを行ってからお願いたします。レシピを参考にして作られる場合には自己責任にて行ってください)
(製品の主な注意事項)
・引火しやすいので火のそばで使わない
・目や口など粘膜につけない
・フタをしっかり閉め、直射日光の当たらない涼しい場所で保管する
※同じ陳列棚には「メタノール」というよく似た名前の製品もあります。しかしこの「メタノール(燃料用アルコール)」は有毒なので要注意!
・消毒液を手や指に正しくつける方法
1.手のひらにしたたるくらい液をつける
2.爪や指の間にも「すりこむように」しっかり擦り合わせる
こんなにも?と感じるくらいに手に付け、そして「揮発する前に」素早くすりこむようにしましょう。
・手指を消毒するタイミング
食事前・菌のありそうなものを触ったあと・トイレの後など
消毒は予防ではなく、「菌をリセットする」のが目的。なので、消毒のタイミングは「食事の前やトイレの後」が効果的です。ただし、消毒だけでは汚れは落ちないのでできるだけ「手洗い」とセットで行いましょう。
またアルコール消毒液を繰り返しつけると手荒れしやすいので、消毒後はハンドクリームなどをつけて保湿ケアを行いましょう。
最後に消毒液を入れるスプレーボトルやプッシュ式容器について。
手作りの消毒液を入れる容器は「高濃度のエタノール(アルコール対応)」の商品を使用します。主に「アルコール可」となっていて裏に「高濃度は不可」と小さく書かれてあるものもあるのでよくチェックして使いましょう。また、私のおすすめは「香水アドマイザー」です。小さいもので5ml、大きいもので30mlくらい入ります。小さいタイプは化粧ポーチも入る携帯タイプ。「出先で消毒できる」ので重宝します(※商品によっては「アルコールなど揮発性の高いものは破損・液漏れの恐れがあるので入れないでください」と書いてあるものもあります。ご承知の上ご使用ください)
「無水エタノール」を使った消毒液の作り方をご紹介しました。
商品が売り切れてしまった場合にも接見で手を洗ったり予防方法はほかにもあります。
今できることから取り組んでいきましょう。
このコラムが少しでもお役に立てば嬉しいです。