オーガニック先進国の地から学ぶこと
皆さまこんにちは。
インナービューティープランナーの有坂真里絵です。
今回は、私たち消費者がオーガニックの商品を選択するべき本質的な意味を、実際にオーガニック先進国であるオーストラリアに出向き、私自身が感じたことをお話ししたいと思います。
皆さまは、”オーガニック”と聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか?
体に良さそう、綺麗になりそう、安心安全、
お野菜などですと、より甘くて美味しい、栄養価が高そう、などというイメージを持たれてる方が多いのではないでしょうか。
私も、そのようなイメージから、オーガニックの商品があれば迷わずそちらを選びたいという考えを持っています。
ですが、なかなか日常にオーガニックのものを取り入れることが難しいことも、いまの日本の現状としてあると思います。
その理由として、まず考えられるのが値段です。
実際、農薬や化学肥料を使わずに作られたお野菜、添加物や保存料を使用せずに作られる食料品や化粧品類などは、品質保持や手間隙の関係で、一般的なオーガニックではない商品よりも高い値段でお店に並んでいることがほとんどです。
オーガニックの商品を選択したくても、家計のことを考えると手を伸ばしにくい存在になってしまっていることも考えられます。
また、日本でのオーガニック普及率は他国に比べてもとても低いことが知られています。
オーガニックのものが欲しいと思っても、近所のスーパーに置いてないなどの理由で、なかなか日常に取り入れられずにいる方もいるのではないでしょうか。
実際、私も日常でそのような葛藤が何度かあり、どうしたらもっとオーガニックが手軽で身近に感じられ、社会全体にオーガニックの意識が浸透するのだろうかと考え、
オーガニックの先進国と言われている国の一つでもある、オーストラリアに行き、日本との意識の違いを実際に見てきました。
まず驚いたのは、スーパーにあるオーガニックコーナーの広さ、品数の多さです。
わたしが訪れたのは小さな街だったのですが、どこのスーパーにもオーガニックのコーナー、商品がたくさん陳列されていました。
また、オーガニックの専門店もいくつかあり、カフェやレストランもオーガニックを掲げているお店が何軒か見受けられました。
オーガニックが特別なものではなく、人々の暮らしに当たり前のように存在しているように感じました。
値段も高いというイメージはなく、むしろ、オーガニック専門店に置いてある野菜や食品は量り売りで売られているお店が多く、必要な分だけ買うことができるため、無駄な出費を抑えられるなとも感じました。量り売りはまだ日本では馴染みがないですが、オーストラリアでは野菜だけでなく、ナッツや調味料、オイル類なども量り売りで売られており、環境問題への意識の違いも痛感しました。オーガニックに対する考え方も、人々の環境問題への配慮が感じられ、日本にはまだ浸透していない考え方であるとも感じました。
実際私も、環境問題に興味はありましたが、オーストラリアに行くまでは
オーガニックを選択することが環境問題と直結していることを意識することは
ほとんどありませんでした。
ただ自分が健康になりたいから、綺麗になりたいからという理由で選択していました。
ですがオーストラリアの人々は、それ以上に、オーガニックを選択することは
自然や、動物を守ること、地球を守ることに繋がるという意識が強く感じられ、
オーガニックを選択することへの誇りさえ感じられました。
また、オーガニックに限らず、ベジタリアンやビーガンの選択肢であったり、
量り売りやプラスチックゴミの対策などからも、環境問題への意識の高さが感じられ、
人々が”地球と共に生きている”という感覚を強く受けました。
その意識が日本のオーガニックに対する意識の違いにも繋がると感じ、オーガニックを選択するべき本質的な意味にもなっていくのではないかと感じました。
いま日本では至るところで様々な自然災害が起こっています。
そんな中で今一度見つめ直すべきことこそが、
まさに”地球と共に生きている”という意識なのではないかと感じます。
私たち一人一人が自然に生かされているということを忘れずに
生活の選択をすることができれば、自然と日本のオーガニックの現状も同時に変わっていき、オーガニックをより身近に感じられる社会になっていくのではないかと思います。
最後までお読み頂き有難うございました^^