スパイスカレーの魅力

「スパイスカレーの魅力」 津島よしえ

 

夏の暑さから解放され、秋の気配を感じる10月。連日の猛暑により蓄積された疲労を吹き飛ばしてくれるスパイシーな料理はいかがでしょうか。今回は今ブームのスパイスカレーの魅力についてお話ししたいと思います。

スパイスカレーとは大まかに言えば、市販のカレールーを使用せず、スパイスと野菜でカレーの素を作り鶏肉などの具材を加えたものです。人気のバターチキンカレーもスパイスカレーの一種です。

 

カレールーを使う日本の一般的なカレーは、数種類の食材を切り、鍋でぐつぐつと長時間かけて調理するため、手間と時間がかかります。また、市販のカレールーには植物油脂・化学調味料など腸に負担がかかるものが含まれている事が多く、カレーは長時間煮込む料理のため老化因子AGE(血管や肌等を老化させる)が多く発生してしまいます。

 

基本のスパイスカレーは、必要な食材は少なめな上に短時間で出来るクイックレシピ。日本のカレーはじっくり時間をかける煮込み料理ですが、スパイスカレーの基本は炒め料理であり、最後の煮込み調理は20分程度とが加熱時間が短くその分AGEの発生は抑えられます。

<基本のスパイスカレー(チキンカレー)の材料>

スパイス:クミンシード(ホール)・ターメリックとコリアンダー(パウダー)

カレーの素:玉葱・トマト(又はトマト水煮)・ニンニク・生姜・塩・胡椒

具材:鶏肉

 

<作り方>

1・具材の下準備:食べやすい大きさに切った鶏肉に塩・胡椒をふる。

2・スタータースパイス:ホールスパイスを油で炒め、香りを引き出す。

3.カレーの素を作る:玉葱・ニンニク・生姜を炒め、トマトを加え水分を飛ばす。

4:味を整え調理:塩・胡椒・パウダーのスパイスで味と香りを整え、鶏肉を加え調理する。

<基本のスパイスについて>

まずは基本のカレーパウダーに必要な3つのスパイスをそろえましょう。

1.クミンシード

神秘的な香りと苦みを持つ、カレーパウダーの主役となるスパイス。カレーではホールを油で炒めて香りを油に移して使う。消化機能を整え、ビタミンA・C・E・カリウム・鉄分、抗酸化作用のあるリモネンやクミンアルデビドを含みアンチエイジングの効果がある。

2.コリアンダー

香菜(パクチー)の種を乾燥させたもの。乾燥させると柑橘系の爽やかな香りとなり、フレッシュな時の香菜独特の癖はなくなる。他のスパイスと組み合わせと全体を調和してくれるカレーパウダーの名脇役的存在。ビタミンC・鉄分・カルシウムを豊富に含み、便通を良くし、体内の毒素を排出するデトックス効果がある。

 

3.ターメリック

日本ではウコンと呼ばれている。生姜に似た根茎を乾燥させたもので、カレーパウダーの黄色はこのターメリックによるもの。抗酸化作用と肝臓の解毒機能を強化する作用がある。

 

スパイスカレーで使うスパイス。

買っても、他の料理には使えそうにないし、使い切る前に賞味期限が切れそう・・・。そう思うとなかなか手が伸びにくいですね。私もアジア特有の調味料や珍しい西洋のペースト類を買った時は1度使ったきりになり、賞味期限が切れ残りは廃棄する事となりました。スパイスは液状やペーストものもと違い、乾燥させたもののため、比較的長くもちます。また、お料理好きの友人とスパイスをシェアーするのもおすすめです。

 

スパイスを油で炒めると、台所は異国情緒溢れる香りに包まれ、ワクワクした気持ちになれます。料理の楽しさを思い出し、嫌な気分も吹き飛ばしてくれる魔法のようなスパイス料理。ぜひ一度お試し下さい。

 

津島よしえ

職   業 事務職員
保 有 資 格 インナービューティプランナー。インナービューティダイエットアドバイザー。
ブ ロ グ インスタグラム:https//www.instagram.com/yoshieee
得意ジャンル クイックレシピ・ロースイーツ
趣   味 ピラティス・旅行・フランス語・アロマテラピー

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