栄養を効率よく摂取するための3つのコツ
こんにちは。
京都市にて、お出汁の料理教室を開催しておりますインナービューティープランナーの峰
村咲子です。
インナービューティーダイエットでは、栄養の吸収や代謝を促進する食べ合わせや食事法
を意識して、お食事を楽しむことができますね。
本日は、それに加えてより良い食べ方や調理のコツをお伝えいたします。
●お出汁を取るときは軟水で
和食にかかせないお出汁。忙しい毎日の中で、おうちで昆布から毎日取るのは大変ですが
、週末や月に1回だけでも、素材から丁寧にお出汁を取るととても豊かな気持ちになりま
す。
基本のお出汁は昆布とかつお節から。お好みで煮干しや干ししいたけで取っても美味しい
ですよ。
基本の取り方は、昆布を水に最低30分浸してから火にかけ、沸騰直前で取り出し、その
昆布出汁を沸騰させて火を止め、かつお節をいれて3分程煮出したら漉すだけです。これ
だけで美味しい黄金のお出汁が出来上がります。
その際に使う水は、軟水を使用してください。海外のミネラルウォーターなどの硬水は、
ミネラル分などの栄養分が多く、素材のうま味を抽出しづらくなってしまいます。
日本は水道水も軟水なのでお使いいただけますし、より美味しいお出汁を引きたい場合は
天然水を使うと、澄んだお出汁を引くことができますよ。
●ごまはすりつぶして食べる
カルシウム・鉄分などのミネラルや、抗酸化作用の強いビタミンEなど、ごまに含まれる豊
富な栄養はインナービューティーにはかかせないものといえます。なかでも、ゴマリグナ
ンというごま特有の成分は、強い抗酸化作用や脂質代謝の促進が期待されており、まさに
アンチエイジングにうってつけです。
ですがこれらの豊富な栄養素は、実は粒の中身につまっています。いりごまのままだと噛
み砕くのも難しく、皮も硬くて消化されにくいので、ごまの栄養がきちんと吸収されませ
ん。
いりごまを使うときは手でつぶしながら料理に加えるか、すりごまか練りごまでいただく
のが良いですね。
●しょうがの2つの効果
食物の臭み消しや殺菌効果、からだを温める作用のあるショウガは、女性には欠かせない
食材ですね。植物性の食事にパンチとうま味を加えたいときもショウガは大抜擢です。
そのショウガに含まれる栄養素ですが、生のまま摂取するのと、加熱して摂取するのとで
は効果が変わってきます。
・生のままの場合
ショウガの主成分であるジンゲロールという成分には、強い抗菌作用があります。寿司を
食べるときにつくガリ(ショウガの甘酢漬け)や生魚の薬味に使われているのは、殺菌の
ため。抗炎症作用もあるので、体調がすぐれないときの万能薬として昔から用いられてい
ます。
・加熱した場合
さきほどのジンゲロールが、感想や加熱をすることによりショウガオールという成分に変
化します。ショウガオールは、殺菌作用に加えて抗酸化作用と、血流を良くしてからだを
温める作用があります。野菜をウォータースチームする際などはぜひすりおろしたショウ
ガを加えてみてください。
効能によって使い方を分けてみてくださいね。ただし、胃への刺激も強いので摂取量は1
日1かけ弱を目安に、摂りすぎにはお気を付け下さい。
いかがでしたでしょうか。
少し使い方を意識するだけで、からだへ働きかけてくれる効果が変わってきますね。
小さな積み重ねが明日の自分自身を作り上げるので、より良い栄養素を毎日少しでも意識
して取りいれていきましょうね。