手づかみ食べを実践しよう

おはようございます。インナービューティープランナーの右田和美です。本日は子どもの
手づかみ食べからスプーンに移行していく過程をご紹介していきます。ぜひ、前回のコラ
ムと合わせてご覧ください。
手づかみ食べ実践

生後10~11カ月になると、自分で食べたいというとても強い思いが出てきます。手づ
かみ食べを始める時期に悩んだときは、この「自分で食べたい」というのをひとつのサイ
ンにしてみてください。この「自分で」が手づかみ食べに移行するサインとなります。お母
さんが食事中のいたずらや、遊び食べに悩み始めるのもこの時期なのではないかと思いま
す。これは子どもの「自分で」という思いが出てきたということです。自分でという思い
を受け止めてあげ、行儀のしつけを優先するのではなく、子どもの意欲を尊重してあげま
しょう。テーブルもお皿だと考えるのもおすすめです。生後8~9カ月の頃は、つかんだ
食べ物の半分以上を落としていたのが、生後10~11カ月になると、ほとんどが食べれ
るようになってきます。手のひらでつかんでいたのが、指をうまく使ってつまむことがで
きるようになってきます。握る力も少しずつ調節できるようになり、小さなかけらでもつ
かめるようになるので、自分で食べれるメニューも広がってきます。
手づかみ食べの時期のスプーン

手づかみ食べが始まったころは、まだスプーンは使うことができません。月齢で言えば、
スプーンが使えるようになるのは1歳半頃です。しかし、手づかみ食べが始まったころか
ら発達の芽は育ち始めています。ですので、まだスプーンが使えないこの時期にもぜひス
プーンを用意してあげてください。スプーンを落としてしまったり、スプーンで遊んでし
まったりしてしまいますが、その動きも大切なのです。スプーンにたまたまついた野菜や
ご飯を舐めるとします。このときはまだ道具であると認識はしていませんが、自分の手で
対象物に触れることなく、手に持ったもので対象物に関わるという経験となります。です
ので、1歳前後でまだ道具には無縁のように見える子どもにもスプーンと関わる機会を与
えてあげましょう。教え込む必要はなく、ただ出しておいてあげるだけでいいのです。ス
プーンを投げることもあるかもしれませんが、経験のひとつひとつが道具を使って食べる
ことにつながっていきます。
手差しの時期

月齢ばかりを気にせず、ひとつひとつの段階をしっかりと充実させてあげましょう。手全
体を対象物の方向に伸ばす「手差し」を手づかみ食べ開始の合図にしてみてください。こ
の時期は器に食べ物が入っているかは子どもには関係なく、器の食べ物でも、テーブルの
上に落ちた食べ物でも、食べ物が食べられれば良いのです。手差しの時期はものすごく食
べ散らかす時期です。お母さんは大変だと思いますが、人間として大きくなっているなと
受け止めてあげてください。成長の過程で、経験をしているんだなと思えると、お母さん
も気持ちが楽になると思います。今はその段階にいて、大切なことなんだなと見守ってあ
げてください。
「指差し」の時期
人差し指を一本だけだした「指差し」をするようになると、スプーンや器をだんだんと落
とさなくなってきます。平均的な月齢は1歳~1歳3か月頃です。対象物をより鮮明に捉え
ることができるようになり。自分にとってはその対象物を一つの意味あるものとして捉え
ることができるようになってきます。しかし、まだきれいに食べることはできず、器から
出したり、戻したりを繰り返しながら食べたりもします。まだテーブル全体がお皿なので
す。器も意味あるものとして捉えることができるようになってきていることが、手差しの

時期と異なるところです。
今回は手づかみ食べを始め、スプーンを使えるようになる前の段階についてご紹介しまし
た。私自身も、子どもが上手くなることを重視するのではなく、できるようになったこと
、意欲を尊重すること、そして経験させてあげることが大切だと感じています。教え込ま
なくても、発達については子どもは自然と身につけていくものだと思えるようになりまし
た。その為にも、経験というものは必要です。食べることについてもたくさん経験をさせ
てあげてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

右田 和美(ミギタ カズミ)

職   業 専業主婦
保 有 資 格 インナービューティープランナー インナービューティーダイエットアドバイザー インナービューティー美腸マイスター インナービューティーオイリスト
ブ ロ グ Instagram:ko__to_ne
得意ジャンル 和食、中華、最小限の調味料での調理
趣   味 料理が好きです。

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