うっかり日焼けをした後に行うべきアフターケアとは
矢野ちかこ
紫外線が、シミやそばかす、シワなどのトラブルを招く原因であるのは皆さんご承知の通
り。だからこそ、UVケアを行わねば!と思っていても、「うっかり日焼け止めを塗り忘れ
てしまった」「思ったよりも日中紫外線を浴びてしまった」という経験がある人も多いの
ではないでしょうか?そんな時のアフターケアが大切。どんなケアが有効的なのか一緒に
みていきましょう。
【日焼け後のアフターケア方法】
日焼けをしてしまった後、まず押さえておきたいケアは、まずは熱を持った肌を「冷やす
」こと。その次にしっかりと「保湿」することです。あれこれケアを行う前に、まずは肌
のほてりを鎮めて肌を落ち着かせることが先決なのです。
1.冷やす
日焼け後の肌は、軽い火傷をした状態と同じです。紫外線により肌炎症を起こしているの
で、まずは冷やしてほてりを鎮め、炎症をおさえましょう。方法としては以下のやり方が
効果的です。
・流水で冷やす
・濡れタオルで冷やす
・氷、保冷剤で冷やす
・冷水で冷やす
氷や保冷剤で冷やすときは、そのまま使うと強い肌刺激を与えてしまうので、タオルやハ
ンカチに包んで使用しましょう。また、摩擦も日焼けした肌にとっては大きな負担となり
ます。優しく、短時間で洗顔することを心がけましょう。
2.保湿する
日焼けをすると、角層から水分が失われて肌が乾燥します。赤みやほてりが落ち着いた後
には、化粧水でたっぷりと水分を与えましょう。また、日焼け後は敏感になっているので
、化粧水をつける時は優しく丁寧になじませましょう。この時化粧水の使用料が少ないと
、潤いが十分にいきわたりません。使用量をしっかりと把握して適量を守って使うように
しましょう。
また、日焼け後のアフターケアについて、紫外線ダメージを受けやすい「唇」「髪の毛」
の部位別でご紹介します。
1.唇
皮膚が薄く、汗腺も皮脂腺もない唇は、顔の中でも乾燥しやすい部位となります。また、
メラニンをつくるメラノサイトもないので、紫外線ダメージをダイレクトに受けやすいパ
ーツなのです。ですので、お好みのリップクリームで常に保湿をしておくことがポイント
です。
2.髪の毛
夏場は海やプールで一気に強い日差しを受けてしまうパーツ・「毛髪」、そして「頭皮」
は肌と同様にダメージを受けています。摩擦してさらに傷めることがないよう、普段より
も優しくケアしましょう。また髪の毛を傷めないポイントもお伝えします♪
ポイント1. シャンプー前にブラッシング
洗髪前に、絡んでいる髪の毛をほぐすようやさしくブラッシングをしましょう(これは日
焼け前後だけでなく、毎日行うのがオススメです)。絡まることなく、シャンプーを行う
ことができます。
ポイント2.頭皮と髪の毛をやさしくシャンプー
まずはぬるま湯の温度のシャワーで髪の毛全体と頭皮の素洗いをしっかり行いましょう。
はじめに汗やほこりなどの汚れを落としておくのです。そののち、シャンプーをよく泡立
ててから、泡を髪の毛で包み込むに洗い、頭皮は指の腹を使ってやさしくマッサージをす
るように行いましょう。
ポイント3.コンディショナーは蒸しタオルでツルツルの手触りへ
毛先など傷んだ部分を中心に手ぐしてよくなじませていきましょう。その後、蒸しタオル
で髪の毛を包み、5分ほどおいてから洗い流すとしっとりします。
ポイント4.ドライヤー前にタオルドライ
タオルドライでしっかりと水気を切ったあと、髪の毛から30センチほど離してドライヤ
ーを使うこと。髪の毛をできるだけ傷めず乾かすコツは、ドライヤーを使う時間を短く使
うことです。そしてまんべんなく風を送りながら乾かしましょう。
紫外線によるシミ、シワ、そばかす対策は事前ケアが一番大事です。しかしうっかり日焼
けをしてしまったら適切なケアをすぐに行い、肌をすこやかに保ちましょう。