みなさん、おはようございます。インナービューティープランナーの右田和美です
7月から旬を迎えるお野菜を紹介していきます。旬のお野菜を知って、ぜひ意識するきっ
かけにしてくださいね。
青唐辛子
青唐辛子の旬は7月~9月です。青唐辛子が成熟したものが赤唐辛子で、成熟するほど辛
みが強くなります。出始めのころは比較的辛みが少なく、終盤になるほど辛みが強くなり
ます。柚子胡椒の辛みに使われています。ビタミンCやカロテンが豊富で、注目すべき成
分は、辛み成分であるカプサイシンです。カプサイシンは、脳の中枢神経を刺激してエネ
ルギー代謝を促進し、体脂肪を分解するので、肥満防止に効果があります。また、血流が
よくなり体を温めるため、冷え性の改善になることや、胃液の分泌を促して消化吸収を助
けてくれるので、夏バテ解消に効果的です。
かぼちゃ
かぼちゃの旬は6、7月~9月です。しかし、この旬は「収穫の旬」です。採れたてのもの
は甘みがなく、貯蔵によって甘みが増します。そのため、秋から冬にかけてが食べごろで
、「食べごろの旬」は9月~12月です。
かぼちゃは栄養価が高く、カロテン、カリウム、ビタミンC、B1、B2、E、カルシウム、鉄
などが含まれています。なかでも豊富なのがカロテンで、肌や粘膜、目を丈夫にし、免疫
力を高めます。加熱してもビタミンCの損失が少なく、皮には実以上のカロテンが含まれ
ています。
とうがん
とうがんの旬は7月~9月です。夏野菜ですが、冬まで貯蔵できることから、冬瓜の名前
がつきました90%以上が水分で、体を冷やす作用があるので、夏に食べるのがおすすめの
野菜です。栄養価は低く、低カロリーですが、利尿作用のあるカリウムを多く含んでいま
す。むくみの解消や、高血圧に効果があります。
なす
なすの旬は7月~9月です。ハウス栽培で1年中手に入れることができますが、なすは代表
的な夏野菜です。90%以上が水分で、ビタミンやミネラル類はあまり含まれていません。
ナスの皮の紫色は、ナスニンというアントシアニン系の色素で、ポリフェノールの一種で
す。活性酸素の働きを抑制し、がんを予防する効果や、血管をきれいにし、動脈硬化や高
血圧の予防効果があると言われています。「嫁に食わすな」と言われる「秋なす」の「秋
」は旧暦で、現代の9月頃を指します。体を冷やす野菜なので、秋のナスは避け、夏に楽
しみたいですね。
モロヘイヤ
モロヘイヤの旬は7月~9月です。アラビア語で「王様の野菜」を語源とする健康野菜で
す。栄養価が高く、カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄、
ムチンといった栄養成分が豊富です。カロテンの含有量は野菜の中でもトップ。ビタミン
B2はほうれん草の約20倍、カルシウムは7倍と言われています。ぬめり成分のムチンは、
胃腸などの消化器官や目などの粘膜を保護し、肝機能を高める働きがあります。
つるむらさき
つるむらさきの旬は7月~10月です。栄養価はほうれん草以上で、カロテン、ビタミン
C、B2、カリウム、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。栄養満点の夏場のスーパ
ー野菜です。生でも食べれますが、クセが気になる場合は、加熱すると抑えられます。茹
でる場合はビタミンCが壊れるので、短時間にしましょう。
旬の時期にしか出回らないお野菜が、店頭に並び始めると気持ちがわくわくしてきますよ
ね。栄養満点のモロヘイヤやつるむらさきはぜひ取り入れたいお野菜です。生で食べにく
いときはお味噌汁がおすすめ。夏野菜は赤味噌のお味噌汁がおいしく頂けますよ。ぜひお
試しください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。