梅雨ダルの主な症状

今年も梅雨の時期がやってきましたね。雨が降り続き、空もどんよりしてくると、なんとな
く気分も沈みがちになってしまいませんか?ジメジメした梅雨は、湿気の高さや気圧の変化
から、心と体に不調が起こりやすい時期でもあるのです。この、梅雨の時期に起こる不調を
「梅雨ダル」「梅雨バテ」と言われることがあるのですが、みなさんも当てはまる症状はあ
りませんか?

【梅雨ダルの主な症状】

・体が怠い
・頭痛やめまいがする
・冷えを感じる
・体がむくみやすい
・やる気が出ない
・憂鬱な気分になる
・イライラする
・集中力がなくなる etc.
本日は「梅雨ダル」の原因、すぐに実践できる解決策をお伝えしたいと思います!
【梅雨時期の不調の原因は・・・?】

1.自律神経の乱れ
自律神経には交感神経と副交感神経があり、その2つがバランスをとりながら上手く働くこ
とで、私たちの体と心の健康を保っているのです。しかし梅雨の時期になると気圧が下がり
、自律神経のバランスが崩れやすくなるのです。本来、交感神経が働かなくてはいけない日
中に副交感神経が優位になったり、寒暖差による体温調節がストレスとなり、自律神経に負
担がかかってしまうのです。また、6月は新生活の疲れも出やすい時期で、このことも自律
神経の乱れに関係しているようです。
2.湿気
梅雨=ジメジメ、ベタベタ。と多くの人が不快に感じるように、梅雨の時期は湿度がとても
高くなります。湿度が高いと皮膚からの発汗がうまくできなくなり、水分や熱が体の中に溜
まってしまい、むくみやすくなります。結果、常に水太りのような状態になるので、体が重
だるくなってしまうのです。
3.日照不足
太陽の光を浴びると幸福物質である「セロトニン」がたくさん分泌されます。しかし梅雨の
時期は雨や曇りが多く、日照時間が少なくなるので、必然的にセロトニンの分泌も少なくな
ります。そのため体調不良まではいかなくても、なんとなく気分が晴れない・・・という方
が多くなってしまうのですね。
【梅雨を元気に過ごすコツ!】
〜食事編〜
*朝食を食べる

朝食を食べると、朝から日中にかけて交感神経が活発になり、夜になると副交感神経が優位
になる。という自律神経本来のバランスが保たれ、体のリズムも整いやすくなります。
玄米、汁物、発酵食品を中心とした和食がベストです!
*体を温めるものを食べる
暑くなると冷たいものが欲しくなりますが、冷たいものの摂り過ぎは体の冷えに繋がり、更
なる体調不良を引き起こしてしまいます。特に飲み物は常温か温かいものを。また、生姜や
ネギ、良質なたんぱく質は体を温めて発汗を促してくれるので、体の怠さを解消してくれま
す。
*旬の夏野菜を食べる
きゅうりやなす、とうもろこしなどの夏野菜にはカリウムが多く含まれています。このカリ
ウムには体に溜まった水分や老廃物を排泄する作用があるので、湿気によるむくみをとって
くれます。しかし、夏野菜は体を冷やす作用もあるので、体を温める食材と一緒に調理して
食べることがオススメです。

〜生活編〜
*日中は適度に体を動かす
体を動かすことで、交感神経が優位になります。通勤中に一駅分歩いてみたり、階段を使う
など、普段の生活に少しプラスするだけで十分です。雨で外に出たくない・・・そんな時は
家の中でできるストレッチや軽いエクササイズで体を動かすといいですよ。

*夜はリラックスモードに・・・
夜は、体がリラックスモードに入る副交感神経の出番です。ゆっくり湯船に浸かって体を温
めることが大切です。また、お部屋の間接照明やアロマの香りで癒されるのもいいですね。
特に寝る前は、ラベンダー、カモミール、ローズなど、癒し効果の高い香りを選んでみまし
ょう。睡眠の質が良くなれば、翌日も朝から元気に過ごせますよ!
いかがでしたか?自律神経と深く関わっている「梅雨ダル」は食事や運動、体のケアで、か
なり解消できる可能性があります。毎年この「梅雨ダル」に悩んでいる方、梅雨に入ってか
ら調子がイマイチという方は、できそうなことから実践してみてくださいね。そして、辛い
「梅雨ダル」とサヨナラしましょう!
では、本日も素敵な一日をお過ごしくださいませ♡
インナービューティープランナー 磯田あき

磯田あき

職   業 自営業
保 有 資 格 栄養士、調理師、インナービューティープランナー、食生活アドバイザー
ブ ロ グ
得意ジャンル ヘルシージャンク、スープ
趣   味 料理

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