私たちを憂鬱にさせる「梅雨」のシーズンになりました。
梅雨の時期にいろいろな体調不良で悩まれることはありませんか?
例えば、風邪、腹痛、目眩(めまい)、倦怠感など…。
実は、梅雨の時期はとても体調を崩しやすい気候になっています。
普通の生活の中にしっかりと「梅雨の健康対策」を「食事」、「睡眠」、「運動」の3つの観点でまとめ
ました。梅雨のジメジメした気候に負けず、元気に過ごすために大切なことをお伝えします。
⑴梅雨から起こる体調不良について
①自律神経の乱れ
気温や湿度による自律神経の乱れが引き起こされ、頭痛や体のだるさなどといった症状が現れま
す。また、気温差が激しいと、「冷え」、「肩こり」の症状が出たり、風邪が引きやすかったりします。
②湿気による不調
梅雨の大敵は、「湿気」。
梅雨時には湿度が高くなり、普段よりも体内の水分が出ていきにくくなったり、その結果、体のむく
みの原因になってしまいます。湿気によって食べ物が劣化するスピードが速くなるため、カビや細
菌が繁殖してしまった食べ物を食べてしまうことで、「食中毒」の危険性を高まってしまいます。
⑵梅雨に負けないオススメの栄養素
➀ビタミンB群
梅雨時には体調不良になりやすいですよね。
そんな中、梅雨に負けないオススメの栄養素が、「ビタミンB群」です。
ビタミンB群の中のビタミンB1は、糖質を分解してエネルギーに変える役割を果たすこと
から「疲労回復ビタミン」と呼ばれるほど、疲労やストレスに対して絶大な効果を発揮し
ます。ビタミンB1を多く含まれる食材は、玄米、豚もも肉、鮭などがあります。
ビタミンB2も糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変える必要なビタミンです。ビタミ
ンB1とともにエネルギーを得て疲労回復するには欠かせない栄養素です。ビタミンB2に多
く含まれる食材は、魚介類、乳製品、卵などの動物性食品が挙げられます。また、納豆や
緑黄色野菜、きのこ類にも多く含まれています。
②体を温めるもの
気温の変化で体調が崩しやすい梅雨の時期には、「体を温めるもの」を積極的に取り入れ
てみましょう。「体を温めるもの」といえば、ネギ、ニンニク、ショウガ、唐辛子ですね
。これらは、血行促進して体を温めることに優れている上、発汗作用があるので、体内の
水分も排出してくれます。また、ごぼう、ニンジン、レンコンなどの根菜類や卵、赤身の
肉、チーズ、魚介類も体を温めてくれます。
⑶睡眠
心地良い睡眠のためには、睡眠環境を整えることが非常に大切です。ここで解消ポイント
をお伝えしますね。まずは、スマートフォンやパソコン、テレビの光です。これらを使っ
ていると、脳が活発に動いた状態のまま睡眠に入ってしまうと、熟睡することが難しいと
考えられます。これらの出るブルーライトには、脳を覚醒させる作用があるので、注意が
必要です。就寝する1時間前までには、パソコンやスマートフォン、テレビなどの電源を
切り、ストレッチなどの運動や安眠効果のあるアロマを焚いたりするなど、寝る体制整え
ましょう。
⑷運動
体の中に余分な水分の溜まりやすい梅雨の時期は、適切な運動を行うことが大切です。水分や老
廃物が排出されないと、むくみや食欲不振といった不調に繋がります。運動は簡単なもので良いの
で、毎日の中に少しでも取り入れてみましょう。おすすめは、ストレッチです。普段そういった運動を
されない方はぜひ1日10分からでもいいので実施してみることをオススメします。運動のタイミングは
、体の温まった入浴後が最も効果的ですが、空いた時間や気が向いた時でも大丈夫です。自分の
負担にならない範囲で挑戦してみましょう。また、運動を行う前には水分補給を行うと得られる効果
が高まります。水分を取り入れることで基礎代謝が上がります。その結果、水分の排出や体脂肪の
燃焼が効率良く行われることに繋がります。
食事、睡眠、運動など、普段の生活習慣の意識が梅雨時の体調を大きくします。特にこの
時期は体調不良が起こりやすく、自分以外の家族や身近な人たちもだるさや疲労感、スト
レスと闘っています。生活習慣を整えて、みんなで梅雨を乗り切っていきましょう!
梅雨の健康対策

阪部由佳(さかべゆか)
職 業 | フリーランス |
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保 有 資 格 | インナービューティープランナー、インナービューティーダイエットアドバイザー、ホリステックビューティー検定2級、インナービューティー美腸マイスター |
ブ ロ グ | https://yukasky.amebaownd.com |
得意ジャンル | 二十四節気、ライフスタイル、日本文化 |
趣 味 | 読書、散歩、カフェ巡り、料理 |