食品ロスとインナービューティーダイエット
「平成」から「令和」へ
時代が変わり、これからどんどん変化していくこの社会と環境。私たちの生活も少しずつ変
わっていく中、今一番気になっている問題があります。それは「食品ロス」です。
「食品ロス」とは、本来ならまだ食べられるはずのものが無駄にされ、廃棄される事をいい
ます。賞味期限切れや食べ残し、野菜や果物の皮など・・・きちんと適切に調理すればまだ
まだ美味しく食べられるものを無駄にしていることが原因となっているのです。
この食品ロスは今、深刻な社会問題になっているのですが、これは生産業や加工業、外食産
業に限った話ではありません。実は、食品ロスの半分が家庭から出ているのです。
【家庭で起こっている食品ロス】
私たちは日ごろ、毎日の食事の為に食料品を購入しますが、値段が安いからといって食材や
調味料などを一気に買い過ぎたり、時々まだ家にあるものと同じものを買ってしまったり、
日々忙しい中で、うっかり賞味期限を切らせ処分してしまうことってありますよね。また、
野菜などの生鮮食材は賞味期限こそなくても、保存状態が悪かったり、長期間置いておくと
傷んで食べられなくなってしまいます。
この食品ロスは、特に一人暮らしの方や小世帯の家庭に多くみられるのではないでしょうか
。もちろん毎日のことでありません。しかし、これらの積み重ねが現在の食品ロスの半分を
占めているのですから、私たち一人一人が意識していかないといけないことだと思います。
【一日当たりお茶碗一杯のご飯が捨てられている】
農林水産省及び環境省の推計(平成26年)によると、日々捨てられている食品を日本国民の人
口で割ると、一日当たりお茶碗一杯にもなるそうです。
日本の食料自給率は39%(平成27年度)で大半を海外からの輸入に頼っていますが、その一方
で、まだ食べられる食料を大量に捨てているという現実があるのです。すごくもったいない
ことですよね。
そんな「食品ロス」を減らす為に私たちができること・・・それは、「インナービューティ
ーダイエット!」これこそがまさに、食品ロス対策になると思ったのです。
【インナービューティーダイエットが食品ロス対策に!】
◎食材を丸ごと全部食べる
にんじんや大根、かぶなどの根菜は皮も葉っぱも綺麗に洗って、調理しますよね。他には玉
ねぎの芯、にんじんのヘタのまわり、ブロッコリーの茎、椎茸の軸といったところも美味し
く食べられます。また、硬くて食べられない皮や芯、ヘタなど普段捨ててしまうようなとこ
ろも、コトコト煮込んでベジブロスに!野菜本来が持っている力、栄養を余すことなくいた
だきます。
◎発酵と発酵調味料
冷蔵庫に余って食べきれない野菜は漬物やピクルスにすることで、保存性が高まり栄養価が
アップします。カサも減るのでたっぷり食べることができます。また、豆腐を味噌や塩麹に
漬けておくと、濃厚なチーズのようになって美味しいですよね。
◎冷凍野菜の活用
野菜を上手に冷凍保存することで無駄なく食べきることができますし、調理の時短にもなり
ます。
◎手作りの調味料
ドレッシングやソースはもちろん、マヨネーズやケチャップも簡単に自分好みの味に作れる
ので、市販の調味料は必要なくなります。冷蔵庫の中もスッキリしますよね。
◎自炊が楽しくなる!
インナービューティーダイエットはなによりも、美味しくて、簡単で、調理の後片付けも楽
で、体もお肌も心までも美しくなります。そうすると毎日の自炊が楽しくなって、食材を無
駄にする事がなくなります。
◎全ての食材は命であること。食材と生産者の方への感謝の気持ちをもっていただく・・・
この気持ちが全てです。私たちがこれからもずっと大切にしていくこと。
食品ロスの問題をきっかけに、インナービューティーダイエットの素晴らしさを改めて感じ
ることができました。これからますますインナービューティーダイエットが広がり、日本と
世界が豊かに、そして「平和」になればいいなと思います。新しい時代「令和」の幕開けと
共に・・・
インナービューティープランナー 磯田あき