無理なく楽しむ離乳食

みなさまこんにちは。インナービューティープランナーの田辺真穂です。
私ごとではありますが、昨年10月末に第二子となる息子を出産し、早いものでもうすぐ7ヶ月になります

今日はわが家でも最近はじめた、「離乳食」についてのお話しをしたいと思います。
だいたい生後5~6ヶ月頃から、はじまる離乳食。生後6ヶ月を過ぎる頃、母乳の成分のうち、たんぱく質
や、カルシウムや鉄などの成長に必要な栄養素が大幅に減少してしまうそうです。その足りなくなる栄養
素を補うためにも、5~6ヶ月頃から離乳食がスタートします。わたしも、ちょうど6ヶ月になった日から
はじめました。
息子の食べる様子が可愛くて、少々手間のかかる離乳食を作りですが、わたしなりに楽しんでいます。
「you are what you eat」
という言葉がある通り、わたしたちの体や心は、わたしたちが口にするものから作られます。赤ちゃんの
はじめてのごはん。大切な我が子が口にするものだから、余計に気合いも入ります。
生まれて間もない赤ちゃんは、消化器官も未発達なので、まずは10倍のお水で炊いたお粥をつぶして、こ
したものから与えます。お野菜やたんぱく質を与えられるようになっても、大人とは別で作ったり、下処
理が必要だったり、作ったものをこしたり、潰したりと、何かと手間がかかるもの。
実は1人目の時は、この離乳食作りが苦痛でした。要領も分からず、手抜きも出来ず、本とにらめっこし
ながら、がむしゃらに作っていました。しかし、2人目ともなると、要領も少しわかってきて、手抜きも
覚え、気持ちにも余裕を持てています。
今日は、わたしなりの無理なく楽しい離乳食作りの秘訣をお伝えしたいと思います。

離乳食作りの苦痛ポイント①
大人と分けて作る手間は、「ついで作り」と「ウォータースチーム&ブロックスチーム」で解決!
大人が食べるおかずを作って、赤ちゃんの離乳食も別で作る。それがとても手間でした。
今は、大人のおかずのあまりで作る、ウォータースチームとブロックスチームをフル活用して、大人のお
かず作りの途中で取り出すという方法で離乳食を作っています。
例えば、お浸しを作る際にウォータースチームした青菜や、サラダ用に茹でたブロッコリー、蒸したかぼ
ちゃやお芋などを、少しだけ取り出して離乳食用にとっておきます。大人のおかずを作るついでなので、
負担はゼロです。
少量の水とひとつまみのお塩だけで、弱火で蒸し煮をするウォータースチームは、野菜の甘みと旨みを引
き出してくれて、油も不使用なので、離乳食にもぴったり。大人のおみそ汁やスープ、煮物などを作ると
きにもいつも活用するのですが、味をつける前のものを赤ちゃん用に取り出せば、大人のおかずも、離乳
食も同時に作ることができます。
離乳食に活用しやすいように、野菜をみじん切りにすることが多いのですが、みじん切り野菜で作るおみ
そ汁やスープは、さらに甘みが増して、とってもおいしいですよ。
また、ひとつのお鍋で、多種類のおかずを作るブロックスチームも、とても重宝しています。大人用のお
かずで使いたい野菜と、離乳食で使いたい野菜を、一緒にウォータースチームすれば、ひとつのお鍋で一
度に作れて、時短にとても役立ちます。
ウォータースチームやブロックスチームを上手に活用することで、別で準備する必要もなく、大人のおか
ずも、赤ちゃんの離乳食もおいしく仕上がって、一石二鳥です。

赤ちゃんが一度に食べる量は少ないので、多めに作って、離乳食用の容器や、製氷器などに入れて冷凍し
て、作る回数を減らしています。一週間ほどを目安にして、作り置きしておくのも、負担を減らすコツで
す。

離乳食作りの苦痛ポイント②
こす、潰す、刻むなどの手間は、ハンドミキサーやフードプロセッサーを上手に活用!
1人目の時は、ハンドミキサーやフードプロセッサーを持っていなかったので、「潰す、こす、刻む」な
どの作業に時間がかかり、抱っこしてほしくて泣く赤ちゃんを見ながら作るのは、一苦労でした。ハンド
ミキサーやフードプロセッサーを活用するようになってからは、離乳食作りが本当に楽になりました。便
利な道具を、上手に活用することも大切だなぁとしみじみ感じています。
けれど、売っているすりごまよりも、すり鉢ですったごまのほうがおいしいように、「おいしさ」にこだ
わると、手間をかけた方がやっぱりおいしい。とはいっても、育児中は本当に時間との戦いで、時短を優
先したいことが多いものです。
これは普段の料理作りでも言えますが、おいしさと時短、その時その時で、優先したい方を優先すればい
いとわたしは思います。
大切なのは、どちらを優先したいかを選べるということ。
忙しい平日は時短を優先して、ミキサーやフードプロセッサーを活用する。余裕のある休日は、すり鉢を
つかってみたり、お野菜を丁寧に切ってみたり、おいしさを優先して丁寧にお料理をする。
赤ちゃんの離乳食作りも同じで、日々は時短を優先して機械に頼る。おいしいものを食べさせてあげたい
、お祝いの日のごはんは、丁寧に手間をかけて作る。
そんな風に上手に使い分けて、普段のお料理や離乳食作りを、「無理なく楽しめること」を大切にしたいな
と思っています。

離乳食作りの苦痛ポイント③
思い通りにいかないときは、「食を共にする時間」に価値を置く。
あんなに頑張って作ったのに、全然食べてくれなかったり、忙しくてベビーフードに頼る頻度が多くなっ
てしまったり、ぐちゃぐちゃの机や床にため息が出たり。
思い通りにいかないこと、本当にたくさんあると思います。
しかし、食事は単に栄養を摂取するだけのものではありません。お父さんやお母さんをはじめ、家族と囲
む食卓、一緒に食べるごはんの時間は、心の栄養にもかかせないもの。
そんな時は、食べる食べないや、食事内容の質は一度置いておいて、気になる汚れも一度目をつぶって(笑
)、離乳食を与えること、一緒に食卓を囲む、その「時間」を大切にしてみてください。その時間に、赤ち
ゃんは精神的な安らぎを得て、心を強くすることにも繋がります。
気になる食事量や食欲も、その子の個性。食べムラや偏食など、食べてくれない時期もみんなが通る道。
体重が成長曲線にそって増加していれば問題ないそうです。
「食を共にするその時間に価値がある。」
そう思うと、お母さんの心もすこし楽になりませんか?
わたしも、「質」にこだわりすぎず、「食を楽しむ」経験を一緒にたくさんして、赤ちゃんとの絆を深め
るとともに、生きる力を育んであげたいなぁと思っています。

食べることは生きること!
そしてとっても幸せなこと!
そんなことを子どもたちに伝えていきたいです。
離乳食は、赤ちゃんが幸せに生きていく上で必要不可欠な「食事」のスタート。
たくさんのお母さんが、赤ちゃんと一緒に離乳食を楽しめるヒントに、少しでもなれたらうれしいです。

田辺真穂

職   業 インナービューティープランナー/町の小さなお料理教室-minamoto-主宰 岐阜県の自宅にて、町の小さなお料理教室-minamoto-を不定期で開催しています。心と体の健康や美しさ、家族と囲む食事の時間、そして、おいしい笑顔。「作る先、食べる先には、幸せしかない」そんなことを叶えたくて、腸を整えるおうちごはんや、本みりんを活用したみりんスイーツをお伝えしています。
保 有 資 格 インナービューティープランナー インナービューティーダイエットアドバイザー インナービューティー和食マイスター メンタル心理カウンセラー 上級心理カウンセラー
ブ ロ グ Instagram https://www.instagram.com/chuuu0127 blog https://kitchen581.wordpress.com/
得意ジャンル みりんスイーツ、家族が喜ぶ発酵ごはん
趣   味 料理

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