~豆腐の歴史と魅力について~

毎月12日は豆腐の日。皆さま、ご存知でしょうか?ちなみに、10月2日も豆腐の日。
聞いたことがない方も多いかと思いますが、どちらも1993年に日本豆腐協会がもっと豆腐
を食べてもらいたいという願いを込めて、10(とう)2(ふ)の語呂合わせから制定された記念日
なのです。

実は私の祖父母と両親は、商店街で小さな豆腐屋を営んでおりました。ですので、幼い頃か
ら食卓にはいつも豆腐や油揚げがありましたし、大好きな食べ物のひとつです♡
また、私自身も過去に4年ほど、豆腐と湯葉料理のお店の厨房で働いていた経験があります
。私の人生において、なくてはならない豆腐。インナービューティーダイエットでも欠かせ
ない食材ですよね。きっと、皆さまも大好きかと思います♡
4月12日「豆腐の日」である本日は、豆腐の歴史と魅力についてお話ししたいと思います。
〜豆腐の歴史〜

豆腐の発祥の地は中国とされています。日本へは、奈良時代に中国に渡った僧侶達によって
伝えられたとされています。そして、日本で豆腐が造られるようになったのは奈良・平安時
代。当初は、寺院の僧侶などの間で、次いで精進料理の普及に伴い貴族社会や武家社会に伝
わり、室町時代になって、ようやく庶民にも浸透したようです。製造も奈良から京都へと伝
わり、次第に全国へと広がっていきました。
本格的に庶民の食卓に並ぶようになったのは、江戸時代といわれています。その頃に刊行さ
れた豆腐レシピ本「豆腐百珍」が大人気となり、豆腐ブームが到来したのです!

〜豆腐の"腐"に込められた意味〜
ところで、"豆腐"という漢字に疑問を感じたことはないですか?私はあります。
漢字だけをみると「豆が腐る」・・・?皆さまもご存知かと思いますが、豆腐作りに大豆を
腐らせたり、発酵させたりする工程はありません。むしろそれは豆腐ではなく、大豆を納豆
菌で発酵・熟成させる納豆のことではありませんか。
しかしそこには、豆腐発祥の地である中国の言葉が関係していたのです。中国で"腐"という
漢字は「液体のものが寄り集まって固体状になった、柔らかいもの」という意味で使われる
そうです。

〜豆腐の魅力〜
「TOFU」として、世界的にも注目を集めている豆腐。高タンパクで低カロリーなところが
魅力の一つです。また抗酸化力の高い大豆サポニンや、脂質代謝に働くレシチン、女性ホル
モンに似た作用をもつ大豆イソフラボン、腸内環境を整えるオリゴ糖と、美容と健康に効果
的な女性に嬉しい成分が豊富に含まれています。大豆から豆腐に加工されることによって、
大豆よりも消化吸収が90%以上にもなるので、栄養を摂取しやすい食べ物の代表といえます
。柔らかいので、小さいお子様やご年配の方でも安心して召し上がっていただけますね。
一口に豆腐と言っても、木綿豆腐、絹ごし豆腐、おぼろ豆腐、厚揚げ、高野豆腐などさまざ
まな種類と加工品があり、和洋中はもちろん、スイーツまでと料理のバリエーションがとて
も豊富なところも魅力の一つだと思います。お肉の代わりとしても使えるので、ヘルシーな
のに男性でも満足できるような料理にもなります!

そして、何よりも一番の魅力は美味しいこと。私はシンプルに塩で食べるのが大好きです。
大豆本来の甘みと香りを存分に感じることができて、もう絶品です。

味噌や醤油、納豆、おからなど、私たち日本人は昔から大豆をいろいろな方法で食べてきま
した。今、世界中で「和食」が注目され、豆腐も人気の食材となっています。日本の伝統的
な食材であり、美味しくて体にも肌にも良い豆腐。これからもっともっと、私たちの毎日の
食事の中に摂り入れていきたいですね♡

磯田あき

職   業 自営業
保 有 資 格 栄養士、調理師、インナービューティープランナー、食生活アドバイザー
ブ ロ グ
得意ジャンル ヘルシージャンク、スープ
趣   味 料理

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