「食事の盛り付け」

「食事の盛り付け」
みなさまこんにちは
インナービューティープランナーの前田 恵子です。
今回のテーマは「食事の盛り付け」についてです。
盛り付けは、中心をきめて色の取り合わせを考えること、皿の余白を活かすように盛り付けること
山と谷を作るように積み重ねがあることが基本となります。
では、基本を踏まえて、和食を代表するお料理の盛り付け方をお伝えします。

【煮物】
汁気がある場合は鉢に盛りつけると食べやすく盛り付けも安定します。
お料理に合わせて鉢を選んでいただいて問題ないのですが、料理が器の縁についてしまとバランスが悪くなる
ので縁につかないように余裕をもたせて盛り付けると美しいです。
また、肉じゃがのように多種類の具材を盛りつけるお料理には山のように中央を高くすると見栄えがよくなり
ます。
色合いに関しては、茶色のみ、赤色のみというのではなく赤と茶色など複数の色を合わせていただくことで視
覚からも楽しめるようになります。

【焼き魚】
尾と頭が付いたままの魚は、腹を手前にして頭が左側になるようにもりつけます。これを頭左といいます。
日本料理の盛り付けは、左側(左上)にメインとなるものを置くことから魚のメインである頭を左にもってい
きます。
切り身の魚は、皮や背を奥にして盛り付けます。
お料理を引き立たせるための添え物のあしらいは魚に添えることが多いですね
いろどりを持たせるという意味もありますが、大根おろしは消化吸収をよくしたり、抗酸化作用などのメリッ
トもあります。
添える場所は、大根おろしは焼き魚の右手側に置き、ししとう、はじかみは魚に立てかけて盛るとバランスが
よくなります。
【天ぷら】
天ぷらは、衣で食材の色が隠れてしまうので盛り付けが平板になりがちです。
そのため白い敷き紙を使って視覚的にめりはりをつけることも大切です。
かぼちゃやさつまいもなどのボリュームのあるものを下に置いて立体感を出したり、エビの尾の赤を活かした
り、ししとうなどの青いものは手前に置く等てんぷらの種類を複数にすることで、色、立体感をつけることが
できます。

またてんぷらに添えられる大根おろしも消化を助けてくれるというメリットがあります。
【刺身】
お刺身は、種類や数によって盛り付け方を変えていきます。
また、大根、青じそ、きゅうりなどのツマを添えるといろどりが映えます。
何種類かを盛り合わせる時は、皿の奥の位置を高く、手前をひくくします。刺身が1種類のときは、ツマを土台
にして少しずつずらしながら左から右へ流れるように盛り付ける「流し盛り」にすると見た目が美しくなりま
す。

【酢の物】
汁気のある酢のものは、煮物と同様に鉢に盛りつけると食べやすく盛り付けも安定します。
バランスを考えて小鉢に盛りけていただくといいでしょう。
重ねて盛り付ける「杉盛り」で立体感を出したら、香り高い白髪ねぎやかつお節を「天盛り」して風味をプラ
スしましょう。
ちなみに、天盛りは“誰も手をつけていない”というおもてなし意を表します。
【つけもの】

つけもののいろどりをよくするには、一種類せず、大根(白)、キュウリ(緑)、人参(赤)というように、
対比のある組み合わせをしてみましょう。
大きさが違う場合は奥に大きいものをおくことで立体感がでてきます。
このように、和食の基本的な盛り付けでは、見た目を美しくするために高さを出したり、添え物をするなど工
夫されています。
添え物には見た目だけでなく、消化吸収をよくするなどのメリットも合わせられていますね
お料理それぞれの盛り付けや、色、器などを組み合わせることで立体感を生み出していくことが大切です。
一汁三菜のお料理だと特に意識することで立体感がでて美味しくみえます
お皿や彩を組み合わせて、盛り付けでおいしさを引き出しましょう。

前田 恵子

職   業
保 有 資 格 インナービューティーダイエットプランナー、インナービューティーダイエットアドバイザー、インナービューティーダイエット美腸マイスター、食生活アドバイザー
ブ ロ グ ブログ→ https://ameblo.jp/keiko-food/
得意ジャンル 発酵料理、時短料理、作り置きおかず
趣   味 旅行、食べ歩き

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