みなさん、おはようございます。インナービューティープランナーの右田和美です。今回は出汁についてです。家事、育児と追われる毎日で、かつお節と昆布で丁寧にお出汁をとることが難しいことは多いと思います。私も、育児が加わり、短い時間でどれだけ効率よくお料理をしていくかが重要となりました。そのような中でも、おいしいものを作りたい、食べたい、食べてもらいたい!!そのためには出汁は欠かせないのですが、必ずしもかつお節と昆布などであらかじめ出汁をとらなければいけないことはないのです。出汁をとらなくても美味しく作ることができるのです。出汁は必須であるイメージの和食もです。そんな出汁をとらず、素材のうま味を利用したコツをご紹介します。
★出汁はとらず、素材をいかせば簡単においしくなる!!
うまみが出る素材を使う場合は「水」だけで十分です。そのときはかつお節や昆布などで丁寧にとった出汁は必要ありません。昆布を一晩つけた昆布水や、煮る時に昆布も入れる必要もありません。昆布をつけ忘れても大丈夫です!素材を水でことこと煮ると、それだけでおいしい出汁がでてきます。そこに、お味噌などでうまみをプラスしてあげる。それだけで一品のできあがりです。
<おすすめの例>
味噌汁
・玉ねぎ+えのきだけ
・だいこん+にんじん+里芋
・ダイコン+にんじん+ごぼう+さば缶(汁も入れる)+キムチ
筑前煮
水でことこと火を通し、調味料で味つけするだけでOK!油で炒めることも、出汁も不要です。
さばの味噌煮など、魚介類を使った料理
さばからおいしいうまみが出ます。出汁は必要なし!!さばの味噌煮に限らず、魚介類からはうまみがたくさん出てきます。別に出汁を用意する必要はありません。
出汁が必要であるかないかの判断は、素材からどれだけうまみがでてくるかどうか。水で煮
てみるとわかります。うまみが十分なら水で良いですし、足りないなら出汁を使用し、補ってあげましょう。
★その他で出汁になるもの
煮出した出汁や素材からのうまみ以外に出汁として使えるものがあります。トマトジュース、豆乳、牛乳も出汁になります。トマトジュースにうまみ成分のグルタミン酸が豊富に含まれています。昆布に含まれる旨味成分と同じですね。トマトの甘味や酸味もおいしさの素となってくれます。豆乳や牛乳はクリーミーな味わいや、コクや甘みがおいしさの素となってくれます。これらを使う際はそのままでは味がくどいので、水で割って使ってください。
素材と豆乳のうまみを使い、塩麹などで整えるだけで美味しいポタージュやクリームシチューが簡単に出来上がります。コンソメも必要ありませんね!
この素材のうまみを利用した調理にはとても助けられています。とても美味しいし、優しい味でくどくありません。出汁をとるために使う鍋もざるも使わないので、洗い物も増えません。行程も少なくなるので、なかなか手を離せないときも、煮込んでいたものに食べる直前に調味料で味を調えるだけ。なのに食べて美味しいと言ってもらえます。とてもおすすめですので、ぜひお試しください。
最後までお読みいただきありがとうございました。