こんにちは。
インナービューティープランナーの峰村咲子です。
インナービューティーダイエットを学ぶと、
いかに発酵調味料と食物繊維が大切かわかり、
日々の食事を意識できるようになりますよね。
また、和食が腸内環境を整えるのにぴったり、
ということにも気づかれると思います。
そんな日々食べる和食ですが、
実は江戸時代の日々の食事は理想の食事だったのです。
本日は、江戸っ子が食べていた日常の食事をご紹介いたします。
- 江戸時代に食べられていたもの
・冷やご飯
江戸時代には保温できるものはないので、
朝にご飯をまとめて炊き、昼と夜は冷やご飯を食べていました。
そんな冷やご飯には、レジスタントスターチといって
食物繊維と同じ働きをしてくれる成分がありますね。
レジスタントスターチには、腸内を弱酸性にして整えてくれたり、
血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。
また、現代では玄米や雑穀米にすると少々お高いですが
昔は玄米や雑穀を混ぜて食べるのが普通だったので、
ビタミンやミネラルを自然と摂取できていました。
・納豆
みんながご存知、健康発酵食の納豆ですが、
天秤のような籠を肩に抱えて、納豆売りがいたほど
納豆が食事に出てくる機会は多かったのです。
最初は、お味噌汁に入れて納豆汁にしていましたが
だんだんとごはんに乗せて食べられるようになりました。
皆さまご存知の通り納豆は、腸内環境を整える定番の食材ですね!
大豆のたんぱく質や、発酵効果によるビタミンの増加、
不溶性食物繊維が豊富で、美肌効果や便秘改善を促進してくれます。
・香の物(漬物)
精米技術が発達し、白米がだんだんと普及していくとともに
糠がたくさん出回るようになりました。
そして余った糠を活用してぬか漬けを作り、
白米に足りないビタミンB1の摂取できていました。
ぬか漬けには、ビタミンB群のほかに植物性乳酸菌も豊富で
腸を整え、免疫力をあげてくれる効果がありますね。
・野菜や豆の煮もの
普段の食事は基本的にはお味噌汁やお漬物など質素なものでしたが
昼食には、冷やご飯と一緒に焼き魚、そして野菜の煮物などの総菜が食べていました。
現代の食事では、野菜や穀類を食べないことによる栄養不足が
懸念されていますが、昔の食事は質素でありながら理にかなった食事だったのですね。
手軽に食べ物が手に入りやすくなり、飽食となった現代ですが、
一度見直し、昔の日本の食事に戻ることが大事といえるでしょう。
・麹
麹は昔、役所で管理されていましたが、
だんだんと地方にも広がり、家々で味噌づくりや酒造りが
されるようになりました。
麹は日本の国菌であり、醤油などの日本の伝統調味料には
欠かせないものですね。
麹と焼酎で作るみりんは、お酒としても飲まれていたのですよ。
だんだんと、あんかけや照り焼きなどの料理にも
活用されるようになっていきました。
・豆腐
昔から豆腐は、重要なたんぱく源として出回っていました。
豆腐も、納豆売りのように、天秤のような籠を肩に担いで家々をまわっていました。
数年前も、トラックで豆腐屋さんが近所を走っていましたよね。
江戸時代には、『豆腐百珍』という料理本が出版されるほど、
豆腐料理が庶民の間で流行っていたのだそう。
本のレシピ数を合計すると200を越えるようです。
それだけ、庶民の間で豆腐が流行っていたのですね。
- 1日1食は一汁三菜を目指そう
日本人の食事法として一汁三菜が挙げられますね。
これも日本特有の大切な食文化。
ごはん・主菜・副菜2種・汁物で構成されます。
この食事が日本人の長寿につながっていると言う学者さんもいます。
野菜や穀類、海藻などがバランスよく摂ることができ、
ていねいな暮らしができているな、と幸せを感じることもできますね。
忙しい毎日かとは思いますが、お味噌汁やお漬物など、
1食でもいいので一汁三菜を目指していきましょう。
いかがでしたでしょうか。
江戸時代の日常の食事はまさに私たちが理想とする食事でしたね。
シンプルで質素だけど、からだを想う食事。
ぜひ昔の和食を思い出して、日々の食事を意識してみてください。