摂食障害と女性ホルモンの乱れ

みなさま、こんにちは。インナービューティープランナーの磯田あきです。 本日は摂食障害と女性ホルモンの乱れについてお話したいと思います。


私は
10代前半から無理なダイエットとリバウンドを繰り返し、17歳の時に摂食障害(主に 過食嘔吐)になりました。その中で、何度も生理が来なくなったことがあります。 「卵巣機能不全」という病気はご存知でしょうか? ホルモンが大きく影響する私たちの体にとって、女性ホルモンを分泌する卵巣は、大切な臓 器の一つですよね。この卵巣がうまく機能しなくなってしまうことを卵巣機能不全といいま す。卵巣では2種類の女性ホルモンがつくられます。

一つは女性らしさに関わる卵胞ホルモ ン「エストロゲン」。もう一つが妊娠をつかさどる黄体ホルモン「プロゲステロン」です。 この卵巣の機能が低下すると女性ホルモンの分泌が不足したり、バランスが崩れたりするこ とによって生理が止まってしまうなど、女性の体に様々な影響を及ぼすことになるのです。 卵巣機能不全の原因は様々な要因が考えられますが、主にストレスと無理なダイエットとい われています。私の場合は無理なダイエットによる急激な体重減少と、精神的ストレスによ る過食と拒食が原因でした。 「痩せたら綺麗になる!自信がつく!幸せになれる!」 そう思って始めた安易なダイエット。そんな私が痩せて手に入れたものは、綺麗でも自信で も幸せでもありません。痩せて食べることが怖くなり、我慢と不安の毎日。我慢が爆発し て、過食。過食の後には嘔吐や絶食、過度な運動・・・無限の負のループでした。 摂食障害と鬱。それによる卵巣機能不全。健康な体と心、そして自信を失くしてしまいまし た。 治療と回復への道のり まずは摂食障害を克服することを考えました。過食の本質は「代替行為」と言われていま す。代替行為とは、自分が本当に求めていることや目的とは違う行動を繰り返すことです。 もし、本当にお腹が空いて食べる事が目的だったら、お腹がいっぱいになれば「ごちそうさ ま、美味しかった」と言えますよね。 過食衝動=お腹は苦しいのに食べることを止められないのは、本当に求めているものが食 べ物ではない何か別のものだからです。 過食をやめる為に必要なこと。それは心の奥底に潜んでいる本当に欲しいものや目的に気付 き、それを達成することです。私の場合は自信と安心。本当に美味しいもの、心と体が喜ぶ ものを食べる。ということでした。そのことに気づかせてくれたのが、インナービュー ティーダイエットとの出会いです。そして今は少しずつ自分の中にあった自信と、自分を大 切にすることで得られる安心感を取り戻し、目的を達成させているところです。

そして、産科を受診し「カウフマン療法」を始めました。カウフマン療法とは、ホルモンの 乱れを薬を使って正常にする治療法です。これを数周期続けると正常なホルモンバランスを 体が覚え、薬をやめても自然と生理が来るようになるというものです。 あとは、体重を元に戻すこと。太ることが怖かった私にとって一番辛いことでした。でも、 このまま自力で生理が来なくて排卵ができなかったら妊娠はできない。女性としての健康や 美しさまでも失ったままになってしまう・・・。それは体重を戻すことよりも怖いことでし た。 昔のように、ただ好きなものを好きなだけ食べることではなく、体と心の声を聞き、体と心 を想う食事を通して、痩せすぎた体が少しふっくらしました。ギスギスしていた心までも、 ま〜るくなったような気がします。

太っている自分が大嫌いで、食べることに振り回されていた私でしたが、今はありのままの 自分を好きになれ、本当に美味しいものを食べることの幸せを噛み締めています。 そして、2年以上にわたる治療と食事で健康な体と心を取り戻しました!

摂食障害の渦中にいた頃、どん底だったあの頃は、結婚も妊娠も出産も自分には不可能だと 諦めていました。でも今は、早く結婚し、子供を授かりたいな♡と思っております。

Plate with weighing scales packed with fruits and vegtables in a heart shape

摂食障害だった私の経験が、何か少しでもみなさまのお役に立てたら嬉しいです。 最後までお読みいただきありがとうございます。

磯田あき

職   業 自営業
保 有 資 格 栄養士、調理師、インナービューティープランナー、食生活アドバイザー
ブ ロ グ
得意ジャンル ヘルシージャンク、スープ
趣   味 料理

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