忘年会・新年会続きでも「太らない」人の習慣

忘年会・新年会続きでも「太らない」人の習慣

矢野ちかこ

今年もあと半月あまり。忘年会シーズンへ突入!月末は納会・年が明ければ新年会と、飲んだり食べたりのシチュエーションには事欠きません。

楽しい雰囲気に、ついつい連日、食べ過ぎ・飲みすぎてしまうことが多いこの季節。「仕事関係の飲み会だから断れない」「この時期だけだから・・・」というシーンに心当たりはありませんか?そんな日が続くと、昼迄頭がボーッとする・調子が上がらない、お腹も気づけばぽっこり・・・という方も多いのではないでしょうか。

そんな飲み会シーズンはの身体のコンディションは「食べ方」ひとつで大きく変わります。そこで、忘年会ラッシュが始まる前に抑えていおきたい「年末年始の食事術」についてお伝えします。

【1、太るしくみ】

そもそも、「なぜ太るのか?」ということを少しお話します。

私たちの身体の血液中には糖が存在し、健常者であれば血糖値がだいたい標準値(70~140)に保たれています。糖質をたくさん摂ると血液中の血糖値が上昇していくため、膵臓(すいぞう)からインスリンという物質が出て、余った糖をグリコーゲンに変換し筋肉や肝臓に送り込みます。こうして血糖値が上がりすぎるのを抑えています。

しかし、筋肉や細胞にグリコーゲンとして蓄えられる量には限界があり、それを超えると、余った糖は「脂肪」として蓄えることとなります。

糖質の摂り過ぎ→エネルギーとして脂肪に変換。

これが太る原因です。

糖は人間にとって大事なエネルギー源ですが、人間の身体はいざという時にも動けるように、身体のエネルギーがなくなると、脂肪や筋肉を分解してエネルギーにします。糖質は体外に排出されず、脂肪として蓄えられます。

「油=脂肪」という感覚が強いですが、食べた脂肪はそのまま脂肪になるわけではなく、体内で消化・吸収・分解などされ、細胞膜やホルモンなどの成分となります。

 

【2、飲み会の際のメニューの選び方。気をつけるべきは「おつまみ」】

居酒屋メニューは、揚げ物や濃いものなど全体的にカロリーが高いものが多く、それほど食べていないつもりでも知らず知らずのうちに摂取エネルギーが増えてしまいがちです。飲み会ではおつまみのカロリーをどれだけセーブできるかが重要です。ポイントは3つほどあります。

ポイント1 「定番おつまみ」を賢く利用しよう!

居酒屋の定番おつまみで、特におすすめしたいのが枝豆です。低カロリーながら、食物繊維が糖質や脂肪の吸収をゆるやかにしてくれるので、飲み会の最初に食べるのは理にかなっているのです。食べているうちに空腹も落ち着くので食べ過ぎ防止にも一役買ってくれます。また、アルコールの分解に必要な「タンパク質」、「ビタミンB1」も多いのも嬉しいですね。この他豆腐も、高タンパク低カロリーで、「ビタミンB1」が豊富です。また、貝類やタコ・イカに含まれる「タウリン」という成分には、アルコールを分解する働きもあるので飲み会のおともにはぴったりの食べ物です。

ポイント2 調理方法がポイント!今の時期ならではの、あのメニューがオススメ

当たり前のことですが、料理は油っこくこってりとしたものよりも、さっぱりとしたものを選んだほうが太りません。魚であればお刺身がベスト、酢の物、焼き鳥であればタレより塩、海藻がたっぷりとれるサラダのチョイス、また野菜をたっぷりと・スープで栄養素をあますことなく頂けるお鍋がこの時期おすすめ(水炊き鍋がベター)です。

ただ、カロリーばかり気にしておつまみを選んでいると、楽しいはずの飲み会が苦痛なものになってしまいます。揚げ物など高カロリーなものが食べたい場合は、1~2品、厳選して注文するとよいでしょう。

ポイント3 料理を選べない場合は「食べ方」でカバー

飲み会では、決まったコース料理が出される場合も多いでしょう。そういう時は「食べ方」がポイントとなります。

太らない食べ方の基本は、まずはサラダなど野菜から食べること。野菜に含まれる「食物繊維」は、脂肪・糖質の吸収をゆるやかにし、満腹感をコントロールすることができます

満腹感を感じる前にのドカ食いを防ぐためには「時間のかかる食べ方」をするのが効果的です。お箸で料理を口に運んだら、一旦お箸を置いて一口一口をしっかりよくかんでから食べる。所作も美しく見えて一石二鳥の食べ方です。

ここまで飲み会シーズンにおすすめの「食べ方」についてご紹介をしました。

これからのシーズンも食べ方に少し工夫をして楽しんで、身体と体調をキープしてきましょうね。

 

矢野ちかこ

職   業
保 有 資 格 インナーダイエットアドバイザー インナービュティーフードスペシャリスト インナービュティープランナー
ブ ロ グ
得意ジャンル スピードご飯、ヘルシージャンク
趣   味 ハンドコスメ、カフェ巡り、旅行

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