こんにちは。インナービューティプランナーの津島よしえです。
インナービューティダイエットサロンで学ぶと「伝える側になりたい」「サロンで学んだ事を仕事にしたい」そう考えるようになるようになる方が多いと思います。ところが、特に食の世界とは全く無縁の仕事に就いてきた方は、「本当に自分が伝える側になれるのか」「どうスタートを切ったらいいのか・・・」と躊躇してしまうかもしれません。そう思った時、同じようにゼロからスタートし成功させている人の話を聞くと励まされ、いいヒントを得られるのではないでしょうか?今回は、世界的に人気な英国の料理家レイチェル・クーさんについてご紹介します。9月上旬に来日され、開催されたイベントで貴重なお話しを聞くことができました。
<あきらめなかった夢>
学生時代にアルバイトで食のイベントや撮影の手伝いに参加。「楽しい!これが私のやりたかった事だ!」と感じたが、報酬が少ない仕事でありこれだけで生活は難しいと知る。アート大学卒業後は、生活のためファッション関係の会社に就職したが、「これは私のやりたかった事ではない」と感じ、やはり食の世界に進みたいと考え始める。経験もスキルもコネクションもなかったため、まずパリのコルドンブルーで製菓を学びディプロマの取得を決心する。高額な授業料を準備するまで節約に励み、本業の会社員の他、夜や休日も別の仕事をして働きつめの日々を送る。そして目標額に達した時、会社員をやめ単身でフランスへ移住し製菓の勉強を始める。
<食の仕事へ>
パリに知り合いはゼロ。フランス語もあまり話せない。そんな中「こんにちは、私はレイチェルです。食の仕事に就きたいと思っています」と様々な人に話しかけ、出版社など沢山の業界へ思いつくまま一方的にメールを送りまくる。ほとんどの人からは無視や拒絶されたが、「面白そう」と言ってくれた会社が現れ、本の出版が叶う。これがのちに世界的ベストセラーになった「小さなパリのキッチン」。チャンスはレイチェル自身で掴みとりました。
<レイチェルのレストラン>
コルドンブルーを卒業後、レイチェルはパリの自宅で小さなレストランを開きます。その様子はBBCでTVシリーズ化され世界100か国以上で放送される人気番組に。(日本ではNHKで去年放送)。レシピ本の制作には沢山の食材が必要となりコストがかかるが予算は少なく、作ったものを食べてくれる人も必要(友人達にはこれ以上試食を頼めそうになかった)。それならばレストランを開き料理を提供しお金を払ってもらうのはどうか?と思いつく。また、「この様子をTV番組にしたら面白い」と考え制作会社にメールで売り込み、沢山断られる中「やろう」と返事をくれたのがBBC関係の人だった。
<レイチェルからのアドバイス>
会社員を辞め単身でパリに移住した時は、確かなビジョンや展望はなく、勝算も見込めなかったそうです。「人生にはリスクはつきもの、でもそれを恐れないで欲しい。実は私は沢山失敗も拒絶もされてきました。でもそんな事は気にしても仕方ない。とにかく行動しましょう」と熱く語っていました。
色々な壁や問題にぶち当たってもとにかく行動する、自分なりにアイデアを出して乗り切る姿勢は本当に素晴らしいですね。できない理由をつい考えて足を止めていてはいつまでも前には進めません。貴重な時間がただ過ぎて行ってしまわないように、とにかく行動することが大切だとレイチェル・クーさんは教えてくれました。最後までお読みいただきありがとうございました。