みなさん、おはようございます。インナービューティープランナーの右田和美です。本日はよく目にする食品添加物について紹介いたします。よく使われていて、添加物だということ
が分かっても、それがどのような添加物かは詳しく知らないものが多いのではないでしょうか。そんな添加物を紹介していきます。
◎たんぱく加水分解物
たんぱく質を塩酸で分解して作られたアミノ酸液に加工デンプンを加え、粉末にした強いうまみの調味料です。添加物扱いとなっていません。加水分解とは、酸またはアルカリの水溶液で分解するという化学用語です。使われるたんぱく質は、大豆、小麦グルテンのような植物性、および肉、魚類などの動物性たんぱく質です。日本では使用についての規制はありません。
◎酵母エキス
酵母から抽出されるつよいうまみの調味料です。添加物扱いではありませんので、「天然」「化学調味料不使用」とうたうことができます。
◎調味料(アミノ酸等)
「調味料(アミノ酸等)」というのは一括表示で、さまざまな添加物である調味料の集合体ですが、主体はグルタミン酸Naです。「化学調味料」ではなく「うまみ調味料」と言われています。バクテリアの遺伝子を組み替えて作られた「糖蜜」からグルタミン酸を吐き出す「菌」がいます。「糖蜜」とはサトウキビから砂糖を作るときに出た、結晶しない糖分のことです。この「菌」が作り出すグルタミン酸を精製して、炭酸ソーダで酸・アルカリの中和反応によって「グルタミン酸Na(ソーダ)」という化学物質が作られます。グルタミン酸Naについては遺伝子組み換え技術によって生産されても、最終物質がアミノ酸の純品であることから健康影響の評価は受けなくてよく、遺伝子組み換えの表示は不要となっています。
◎PH調整剤
食品を酸性側に保つ保存効果のための添加物の混合体です。食品は酸性の方が日持ちします。酸味を感じないぎりぎりに調整されています。一括表示のため内容を知ることはできません。使用目的により「酸味料」と表示される場合もあります。
◎増粘多糖類
食品のとろみや固さの調整、つやだし、保水性、ジャム様のペースト、ゼリーなど、さまざまな性質を食品に与えるものです。複数で使われることも多く、簡略化されて一括表示と同じように扱われます。よくみかけるのは「キサンタンガム」で、ドレッシングに使われることが多いです。原料は特定の細菌が生産する粘液です。
いかかでしたでしょうか。買い物をする際、原材料の表記を見て頂きたいです。これらのものが添加されている商品が多いことに気づくと思います。それほど人工的に添加物を使用しているのです。みなさんが原材料に目を向けるきっかけになれば嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。