暑い日が続いていますね。今年は気温が35℃以上の日が続く暑さで体調を崩す方が多く、気象庁も「命に関わる暑さ」と伝えています。最近では、室内外問わず熱中症予防のために、エアコンや扇風機などの積極的な利用や水分やミネラル補給などが必要とされています。
皆様は、夏は外は蒸し暑く日差しはジリジリと強いのに、手足はいつも冷たいといった経験はありませんか?これは「夏の冷え性」と言われており、実に女性の7割の方が悩んでいると言われています。(某食品会社調べより) 今回は、そんな夏の冷えが気になる女性に「冷えにくいカラダ作り」のための習慣をご紹介いたします。
〈夏の冷え性になる原因〉
・通勤中や勤務先の電車やオフィスなど、冷房が効いた場所で薄着の状態で長時間いる
暑い屋外と冷房の効いた室内の温度差が大きくなってしまうと、体の体温調整するセンサーが鈍くなってしまい、体が上手く対応しきれずに自律神経が乱れ、血液の巡りが悪くなり体の手足から冷えていきます。
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・冷たい食事や飲み物をよく口にする
冷たい食事や飲み物の摂りすぎによって内臓が冷えてしまいます。その冷えた体を温めなおすためにエネルギーの消費につながってしまいます。また、内臓が冷えてしまうと胃腸の調子が悪くなり消化・吸収運動が鈍くなり血液のめぐりが滞るため冷え性につながっていきます。
・女性は男性に比べて筋肉量が少なく、脂肪が多い
筋肉は体を動かす働きや体を熱を作る働きをしており、体は筋肉が動くとそれに伴って熱が作られ温まるようになっています。そのため、筋肉量が少ない女性は作られる熱が少ないため、温まりにくく冷えやすいのです。
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・入浴は湯船に浸からずシャワーで済ませることが多い
シャワーだけで済ましてしまうと、体の表面は温まったように感じますが体の芯は冷えたままなのです。また、湯上りに熱が逃げる作用も助長しいっそう冷えやすい体になってしまいます。
〈体の芯から温まり、美人度もアップする方法〉
食事編
・食べ物・飲み物の温度に気を配ること
暑いと冷たい飲み物や食べ物が欲しくなりますが、冷たい食べ物や飲み物は体を冷やすため、常温、または体温以上のものを飲んだり食べるようにしましょう。
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・体を冷やす食べ物を食べすぎないこと
トマト、なす、ピーマン、キュウリといった夏野菜には、体を冷やす作用があるため食べすぎないようにして体の内側を冷やさないようにしましょう。工夫として、体を温める作用のある野菜、ショウガ、かぼちゃ、ねぎ、ニンニクなど夏でも手に入る食材と合わせて食べることもおすすめです。また、お味噌汁など温かい物をゆっくり食べることで体の内側から温まり、リラックス効果もあるため自律神経のバランスも整えてくれます。
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運動編
毎日1万歩歩いたり5kmのランニングをしたりと、これくらい運動ができるのは理想ですよね。元々の運動習慣がない方や運動が苦手な方には毎日のちょっとした動作を意識してみてください。日常生活の中で運動量が増えると筋力トレーニングにつながっていきます。
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・駅やビルではエレベーターやエスカレーターではなく階段を使ってみる
・電車では座席に座らず立っておく
・座るときも歩くときも姿勢良く過ごす
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入浴編
最適な入浴方法は、39~40度のぬるめのお湯に15~20分ゆっくり入ることです。熱い湯に入ってしまったりサウナはなどは逆効果です。額がうっすらと汗ばんできたら体の芯が温まってきたサインです。そして、お風呂上りはなるべく早く髪を乾かし湯冷めしないようにすることです。また、バスソルトを入れるとミネラル成分が温まった体を冷めにくくしてくれるのでおすすめです。
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お出かけ編
暑ければ暑い日ほど、室内との気温差が大きくなるので、暑い日こそカーディガンやストールなど、羽織るものを持って外出するようにしましょう。差し色になるカーディガンや、ストールなどを選べば、おしゃれを楽しみながら体を温めることができますね。
今すぐに始められる簡単な夏の冷え性対策をご紹介させていただきました。毎日のほんの少しの工夫で、冷え性が予防できますね。冷え性から解放され夏を思いっきり楽しみましょう