7月6日はサラダ記念日

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

ほのぼの微笑ましい食卓の風景が浮かんできませんか?

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歌人 俵万智さんが歌われた一句です。この句は1987年に発表された歌集『サラダ記念日』の中にありタイトルにもなった代表的な短歌です。

この短歌にちなんで、七月六日は「サラダ記念日」に制定されています。

俵万智さんの公式ホームページによると、サラダ記念日を七月六日にした理由が以前このように書かれていました。

『恋人同士の記念日に七夕というのでは、芸がない。けど前日というのなら、その香りを分けてもらえる程度で、グッドなんじゃないかと考えたわけです。』(現在ホームページからは削除されています)

『何でもない日を記念日にしてくれる、それが恋。そう思ってサラダ記念日の歌を作った。ささやかな日々を記念日で一杯にしてくれる、それが自分にとっての短歌。そう思って短歌のタイトルにした。なんでもない日の代表だった七月六日だけど、選んでしまうと特別になる。今日があるわけでもないですか?』(Twitter2017.7.6@tawara_machi)

特別というのは自分の中で作れるということを実感できるメッセージではないでしょうか。

なんでもない日に意味をもたせることができれば、毎日彩りある生活が訪れそうですね。そして短歌も趣があって素敵だなと触れてみたくなります。

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本当はサラダ記念日じゃなかった???

美味しいと言ったくれたのは実は・・・

『鶏のから揚げを、ちょっと工夫してカレー味にしたら「おっ、これいいな」とボーイフレンドに褒められて嬉しかった。そんなささやかなことがきっかけで、こういう気持ちを短歌にしたいなと思いました。でも、鶏のから揚げじゃヘビー。もう少し軽やかなものがいいかなと思いサラダが浮上。豪華なメインディッシュが美味しいのは当たり前だから、そうでないサイドのもの、という点も大事。次に記念日の制定に入るわけですが(笑)サラダが美味しいのは、野菜に元気がでる初夏。六月か七月か。サラダのS音との響き合いを考えて、月は「七月」に決定。では七月何日にしようかというときに、まず思いついたのは七夕。でも七夕やバレンタイン、クリスマスは、多く恋人たちにとっても記念日。そうではなく普通でなんでもない日こそ記念日にって思える歌にしたい。で一日前の普通の日、六日になりました』(Twitte2014.7.6r@tawara_machi)

語呂合わせなどではない、とても愛ある思いで決められたサラダ記念日でした。まさか、野菜が生き生きして美味しくなる季節を意識されての制定日だったのです。

夏になるとカラフルなお野菜が多く出回り、そのまま食べても水々しくて美味しい季節です。夏野菜はカラダを冷やす効果があったり、水分が多いので汗をかいたカラダを潤してくれます。また、夏にカラフルな野菜が増えるのにも意味があります。植物は色、香り、苦味、アクなどで、夏の暑さや紫外線、害虫などの外敵から自分の身を守っています。そのため夏野菜には色が濃くカラフルな野菜が多くなるなるのですね。これらの成分はフィトケミカルと呼ばれていて、アンチエイジングや免疫力を高めると言われています。サラダを作る時もカラフルなお野菜を選ぶことがポイントです。パプリカやトマト、かぼちゃなどがサラダに取り入れられる食材ではないでしょうか?色も一色だけではなく数色を取り入れると、よりアンチエイジングにつながりますよ。

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明日、七月六日はサラダ記念日。ぜひ食卓にサラダを並べてみませんか?

お野菜を盛るだけで出来るいつものサラダも、サラダ記念日と思っていただくとなると特別な一品になりそうですね。

さあ、明日はサラダ記念日。

渡部芙美子

職   業
保 有 資 格 インナービューティプランナー、インナービューティ発酵クリエイター、インナービューティ和食マイスター
ブ ロ グ https://blogwithf.exblog.jp/
得意ジャンル 日本伝統の発酵調味料料理 食物繊維料理 じぶんおもてなし料理
趣   味

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