女性ホルモンと日焼けのお話

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梅雨入りし季節はだんだんと夏に近づいていますね。
春から夏にかけての今の時期は紫外線が強くなり、日焼けをしやすくなります。梅雨の時期はお天気の日が少ないですが、曇りの日が続いたとしても紫外線対策は入念にしておく必要があります。
そして、生理前には女性ホルモンの影響によって日焼けをしやすくなる時期と言われています。

【生理前に日焼けをしやすくする女性ホルモンと肌の関係】

生理前に日焼けをしやすい原因は、女性ホルモンの一つである黄体ホルモンの影響によるものです。
黄体ホルモンは、排卵直後(生理前)から14日間ほど出るホルモンです。プロエストロゲンとも言われ、妊娠に備え子宮や卵巣を整えてくれるホルモンです。

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しかし、肌のバリア機能を低下させたり皮脂の分泌を促します。それに加え、シミの原因となるメラニン色素が多く作られるという作用もあります。このように紫外線の感受性を高めるという作用があるため、いつもより日焼けしやすくなったり、シミができやすくなったりと肌トラブルのリスクが高くなります。
生理前はいつも以上に入念な紫外線対策が必要ですね。

 

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【生理前、生理中も体の内側と外側のケアを心がけて】

生理前だけでなく生理期間中もホルモンバランスの変化によって、肌が敏感になり肌トラブルが起こりやすくなります。また、ピルを内服している方や妊娠している方も同様です。少しの刺激でかぶれやすかったり、痒みが出たりなんてことも。肌が敏感になっているときは、外側からの紫外線線対策を行うことが大切です。

〈外側からのケアのポイント〉
・いつも使っている化粧品は変えないこと
お肌が敏感になっているため、新たな化粧品を使うと刺激になるためいつものケアを心がける方が肌への負担が少ない。
・日焼け止めを低刺激をものを使うこと
SPFやPAが高いものは肌への負担になることもある。SPFやPAが低い日焼け止めでも、2〜3時間程度に塗りなおすと問題ない。

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紫外線を浴びた肌のダメージには内側からのケアも大切です。紫外線を浴びた肌はメラニン色素が生成されますが、老廃物ととも血液中を巡りに体の外へ排出されていきます。ビタミンCやビタミンE、βカロテン(ビタミンA)、フィトケミカル(※1) の紫外線によって発生する活性酸素に働きかけてくれる栄養素を積極的に摂ることをおすすめします。体は自分で治そうとする、自己治癒力が備わっています。そのためには体を作るために食事を意識するのは大切ですね。自分の肌を大切に、いつまでも自分の肌を好きでいるために、体の内外からの両方のケアを行なっていきましょう。

※1植物が持っている色、香り、苦味、あくのこと。ブロッコリースプラウトやベリーリーフなどの新芽、ニラやにんにく、ハーブなどその他の野菜にも含まれている。

西良さおり

職   業 看護師 急性期病棟での生活指導や美容皮膚科での経験がある。  
保 有 資 格 インナービューティープランナー、インナービューティーミューズ、インナービューティー美腸マイスター、インナービューティーダイエットアドバイザー
ブ ロ グ https://ameblo.jp/madolinechan
得意ジャンル ダイエットレシピ、美肌レシピ、和食
趣   味 ホットヨガ、旅行

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