皆様おはようございます♪
寒かった冬から、草木が育つ春が訪れましたね。
最近では海外のハーブを食べることやハーブ療法が人気ですが、日本には古くよりたくさんの薬草が身の回りにあります。
今回のテーマは薬草の中でも、最も身近で効果が群を抜いている『よもぎ』についてです。
毎年4月になると幼稚園の行事で、河川敷に行ってよもぎつみをしていて今年で7年目になります。そのよもぎを使って後日みんなでよもぎ団子を作って食べます。
よもぎの凄さを知らなかった私は1度は天ぷらにして食べた程度でしたが、よもぎの良さを知った今年のよもぎつみは例年と違う私がいると思います。
*よもぎの成分
よもぎは日本中どこでも生えている、万人に親しまれてきた薬草です。野生のよもぎは繁殖力と耐寒性のある多年草で、荒地でもたくさん自生しています。
よもぎには、葉緑素、食物繊維、鉄分、ミネラル、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCなどが沢山含まれています。よもぎの栄養と滋養はとてもすごいので、春はよもぎを摘んで料理やお茶、お手当に活用しましょう。
よもぎには貧血、冷え症、皮膚のトラブルなどに効果的です。
*よもぎの効能
・造血作用
・血液を浄化する力がある
野生のよもぎは葉緑素や食物繊維がとても豊富で、それに含まれるコロロフィルが赤血球の主成分であるヘモグロビンの構造と似ていて、造血作用に働くのです。クロロフィルは、腸に残留している有害物質を排泄させ、血液をきれいにもしてくれます。
・止血効果が早い
・活性酸素を除去する力がある
止血効果はよもぎの持つ収れん性、つまり引き締める力が働きます。そして、活性酸素除去作用はよもぎに含まれるポリフェノールの働きによるものです。
・抗菌作用や抗炎症作用がある
・美肌効果があり、皮膚炎の改善
クロロフィルは血流を良くして、酸素を身体の隅々まで送り届ける働きがあり、殺菌作用もあるので傷口の殺菌の繁殖を抑え、炎症も鎮める効果があり、皮膚のトラブル解消にも役立ちます。
・リラックス効果と睡眠を促す効果
シオネールという成分が自律神経を整え、カリオフィレンという成分がストレスを和らげてくれます。
*よもぎの摘んでいい時期、ダメな時期
よもぎを食用にできるのは旬の春だけです。気温の上昇とともに強い日差しを浴びてアクがどんどん強くなり、苦味も増してきます。大きくなったよもぎは摘んで食べないほうが良いです。
大きくなったよもぎは、干してお風呂や腰湯、足湯にしたり、切り傷などのお手当に活用しましょう。
*摘む場所の注意
よもぎは河原や野原、道端といたる所に生えていますが、料理屋お茶にしたり、お風呂などに使うものは、できるだけきれいな場所で摘みたいものです。
・犬の散歩道
衛生面の問題がある為、犬の散歩道に生えているよもぎは絶対に避けましょう。
・車が頻繁に通る道や駐車場
排気ガスの問題がありますので、摘まないようにしましょう。
・農薬や除草剤を使用している田畑付近
農薬や除草剤を使用している田畑では、残留農薬が心配です。まわりに飛散し、土壌が雨で流れるので、近くに生えているよもぎを摘むのもやめましょう。
この春私は、よもぎをお茶で飲んでそのデトックス効果を実感したり、よもぎを煮出てお風呂に入れたらすごく身体が温まりました。
よもぎにそっくりな植物にオトコヨモギ、トリカブトなどがあり、これらはヨモギ独特の香りがしないのでご注意ください。
この春、薬草のよもぎの効果を得てデトックスしましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
インナービューティープランナー
高橋美紀
参考文献
若杉おばあちゃんのよもぎの力 若杉友子