初めまして。インナービューティープランナーの鈴木瑠奈です。
肌荒れやむくみなど美容トラブルの主な原因は内臓の不調と言われています。
自然の食材だけで作る飲み物は弱った臓器に緩やかに働き、陰性に傾いた身体は陽性に、陽性に傾いた体は陰性方向に調節してくれます。
今回は私がよく飲んでいるマクロビオティックの飲み物とスープについてご紹介します。
夜、小腹が空いた時や昨晩の飲み会で胃が重いけど何か食べたい・・って時にぴったりです!レシピもあるので是非作りやすいようにアレンジしてみてくださいね。
*小豆茶(陰性、陽性どちらでも)
腎臓、膀胱、肺、大腸にいい飲み物。
体に水分がたまってむくんでいる人に特にオススメです。
湿っぽい手の人やハリがなくたるみやすい肌の人、目の下が膨らんでる人に。
・材料と作り方
昆布を鍋にしき、小豆1カップと水5カップを入れて火にかけ、沸騰後弱火で40分煮出す。火から降ろしてこし、塩気を加えずに1回に1カップを飲む。むくみがある場合は1日に2〜3杯飲むと良い。
(作るのが負担な場合は、自然食品店でペットボトルやティーパックタイプで売られているので気軽に取り入れやすいです!)
*3年番茶(陰性タイプ向け)
3年以上生育したお茶の葉で作った番茶。陽性な飲み物なので、陰性タイプの日常の飲み物に最適。小豆茶と同様に自然食品店で購入可能。
・材料と作り方
やかんに2リットルの水と3年番茶大さじ2を入れて強火にかけ、沸騰後弱火で40分煮出したら茶こしでこしてポットに入れる。
*甘い野菜のスープ(陽性タイプ向け)
お腹の奥に溜まったかたい脂をとかして排出してくれるスープです。
甘みが膵臓に働いて、糖尿病の改善に役立ち糖尿病からくる手足の冷えに効きます。
甘いものを少なくしたいにおすすめです。
・材料と作り方
人参、キャベツ、かぼちゃ、玉ねぎをそれぞれみじん切りにして(フードプロセッサーを使っても◎)各1カップずつ計る。3倍の水と鍋に入れて強火にかけて、沸騰後弱火で20分煮る。野菜をこしてスープだけを飲む。(残った野菜はシチューやカレーに)
*人参大根ジュース(陽性タイプ向け)
体の奥深く、特に肝臓に蓄積した脂肪を溶かします。脂性肌の人や足が臭う人は油脂の摂取が多すぎたことが原因なので、気になる方はこのジュースを定期的に飲むのがおすすめです。
・材料と作り方
大根と人参を細かく刻み、各2分の1カップを計って鍋に敷く。2カップの水を加えて静かに煮、約3分煮て最後に数的の醤油をたらす。これに3分の1枚の海苔と梅干しの果肉半分を加えて少し煮て、煮汁と野菜を一緒に飲む。
*生姜湯(陽性タイプ向け)
生姜は辛味食材の代表選手で、肺と大腸の不調に使用します。生姜も、一緒に加える水飴も陰性食品なので陽性タイプに限って使いましょう。
・材料と作り方
生姜の絞り汁小さじ2杯をカップに入れて熱湯を注ぐ。小さじ1の米飴などで甘みをつけて飲む。
*玄米コーヒー(黒入り玄米茶)(陰性タイプ向け)
陽性の苦味の代表的な飲み物で、不整脈のような陰性の心臓病に使用します。
ちなみに私は自然食品店で売られている粉末状の玄米コーヒーを愛用しております!
ノンカフェインなのにコーヒーの味がしっかりするので、コーヒーが恋しいけど寝る前だしカフェインを摂取したくない・・って時におすすめです。
写真の玄米コーヒーは私が自然食品店で購入しているものです。
個包装で外出先にも持っていけるので非常に便利です。
・材料と作り方
茶色くいった玄米2分の1カップに5カップの水を加えて火にかける。沸騰後弱火で10分煮出してこして飲む。
強い薬害を除去するときは30分煮詰めると良い。
*おまけ
・陰性、陽性が顔や体つきでわかる!
人の体質は大まかに陰性、陽性に分かれます。そのタイプに応じて上記の飲み物やスープを取り入れていくとより効果が現れることでしょう。
そこで陰陽どちらの体質か大まかに判断できるチェックリストもご紹介しますので自分の体質を確認してみてください!
◎陰性
眉・・下がっている
目・・大きい、たれ目
唇・・厚い
髪の毛・・細い、しっとりしている
爪・・柔らかい、欠けやすい
肌・・ハリがない
手・・冷たく湿っている
足・・小さい、冷たく湿っている
行動・・遅い、疲れやすい
体型・・触ると柔らかい。水太り、下半身太り、洋梨体型
◎陽性
眉・・上がっている
目・・小さい、つり目、茶色っぽい
唇・・薄い、赤色が薄い
髪の毛・・太い、乾燥しやすい、切れ毛が多い
爪・・かたい
肌・・ハリがある
手・・温かい、乾いている
足・・大きい、温かい、乾いている
行動・・速い、せっかち、疲れにくい
体型・・固太り、筋肉質、りんご型(お腹周りを中心に太っている)
最後に・・誤解されがちですが陰性と陽性、どちらがいいというわけではなく、今の自分が陰陽どちらかなのかを見極めて調和が取れるものを食べることが大事だということを頭に入れていただきたいです・。
陰性のものは体を緩めて広げ、陽性のものは体を硬くして縮め、体を温める働きがあります。そしてこの陰陽は調理や食べ方の工夫次第で、性質を変えることができるため陰陽の調節をして季節や自分の体質に応じて調和を図ることが可能です。
例えばトマトは夏が旬で陰性の働きを持つ食べ物です。汗腺が緩んで汗が出やすくなり、体が冷えるので夏にトマトを食べることは理にかなっているのです。しかしトマトを寒い季節に食べると体が冷えてしまいますよね。そんな時は塩や動物性食品(陽性の食材)と一緒に煮込んで陽性寄りの料理にしてみましょう。自然と体が温まり、調和がはかれます。
参考文献
マクロビオティック望診法 美人のレシピ 著者 山村慎一郎