皆さまこんにちは、インナービューティープランナーの山田嘉子です。
少しずつ日が長くなり、春が近づいてきてほっと一安心です。
本日は石川県である私の住む町ではA(朝に)Y(野菜を)T(食べよう)を実践しよう!という食育推進計画の取り組みを行っていますが、改めて、朝食の大事さについてお話しします。
私は普段、小、中学生に食育マイスター育成のサポーター、子供食堂、町の健康推進員としてお手伝いさせて頂いていますが、今だに私も毎回、勉強させて頂いています。そういうことで食育の観点からいろいろお話ししていきます。
皆さんは朝食を食べていますか?
朝というと一日の中でも特に一分一秒に追われている時間なので朝ごはんの大事さをわかっていないと二の次になってしまいますよね。
私も高校生の娘がいて電車に乗って離れた学校に行くので間に合うかいつもヒヤヒヤします。
- 朝食抜きは、イライラ、無気力
食事や栄養と聞くと、どうしても「身体」の発育との関わりをイメージしますが、実は私達が必要としている基礎代謝エネルギーの約20%は「脳」が使っています。
脳は人間の臓器の中で、一番エネルギーを使う場所なのです。
つまり脳に重要な栄養がいかないと、脳はうまく働きません。その結果、心もうまく働かなくなってしまいます。
しかも、脳は10歳くらいまでに発育を終えます。子供達の脳には大量の、しかも良質な栄養素が必要なのです。
また脳は、私達が寝ている間も休みなく働いています。夕食を食べた後、朝までフル活動した脳には、朝食で十分なエネルギーを与えなければなりません。
朝食を抜くと脳は栄養失調になってしまい、子供たちのイライラや無気力の原因になってしまいます。
- 朝食を抜くと、どうなるの?
一晩眠った後の身体、いわば燃料切れの状態。
朝食を取らずにそのまま一日をスタートさせると、いろいろトラブルを招きます。
【朝食を欠食したときの弊害】
※朝食欠食では体温の上昇が遅くなります。低体温の子供が増えているのもこの影響かもしれません。
※朝食欠食時の知的作業への影響は子供ばかりではなく、成人にもみられます。成人の実験では、朝食を十分にとった人に比べて、まず記憶力に差がみられました。集中力の低下にもはっきりと差がみられます。
※体温の上昇と知的作業率はよく一致するとされています。とくに午前中の知的作業に影響が大きいようです。
※年齢が低くなるほどその傾向が強くなります。
子供達の午前中のテストの結果に朝食の影響が直接ひびくかもしれません。子供の場合には創造的な感覚も鈍化するようです。
※朝食欠食の子供には起床時間が遅い子供も多くなっています。日常の生活で生活リズムが不規則になっていることが健康状態に影響することはあきらかです。
寝つきが悪い、朝起きられない、身体がだるい、風邪を引きやすい、などの不定愁訴の出現率は、起床時間が遅い子供に多く、朝食欠食などが影響しているものと考えられます。
私ももっと子供を産む前からこの事をきちんと理解していなかったことに悔やまれます。
本日は朝食の大事さの話を聞いて頂きました。
最後までお読み頂きありがとうございます!