こんにちは。
インナービューティープランナーの畑 真希です。
女性に多い冷え性についてお話しさせていただきます。
12月になり寒さも増し冷えを感じる人が多いのではないでしょうか?
体が冷えることで様々な不調を起こします。『冷えは万病の元』と言われているように体が冷えることにより様々な病気を引き起こします。特に女性に多いのはなぜでしょうか?
女性は男性に比べもともと筋肉量が少なくまたは筋肉がつきにくい体の構造になっています。
筋肉には体の熱を作り出す作用があり、その熱によって温められた血液が全身を巡り体温を保っています。つまり、筋肉が動くことで体が温まります。
しかし、女性は男性に比べて筋肉量が少なく脂肪が多くあるため一度冷えてしまうと元の温度に戻りにくく冷えの原因になってしまいます。
そして、女性には月に一度、生理があります。生理になると、血液の量が一時的に減ることになり、赤血球で運ばれる酸素の量が減少します。体のエネルギー源である酸素が不足することも、冷えの原因に繋がります。
また、卵巣や子宮という女性特有の内臓は、特に血液が滞りやすいため女性は体全体に熱が運ばれにくく、冷えやすくなっています。ですので、生理時は特に体を温めることをお勧めします。
冷え性の中でも近年多くなってきているのが『四肢末端型冷え性』と『下半身型冷え性』です。
『四肢末端型冷え性』は手足の先が冷え血液の循環が悪くなります。
『下半身型冷え性』はデスクワークの方に多く座っていることにより血流を悪くしてしまいます。
また、『内蔵型冷え性』もあります。このタイプは手足は温かく内臓が冷えている状態で手足が暖かいので冷え性ではないと勘違いする方が多いようです。
みなさんはどのタイプに当てはまりますか?
このように様々な冷えのタイプがあり、体が冷えることにより血流が悪くなりむくみも出やすくなります。
腸内環境にも影響を及ぼします。内臓が冷えることにより冷たい血液が流れ消化吸収能力・免疫機能も低下し風邪などにもかかりやすくなり、冷えにより内臓に負担がかかれば消化・吸収の働きが悪くなるだけでなく便秘の原因になります。また、血行不良が原因で頭痛・肩こり・腰痛や様々な疾患やガンなども引き起こしやすくなったりしますので体調不良を引き起こす前に体温を上げることを始めましょう。
四肢末端型や下半身型の冷え性には足湯や湯たんぽなどを利用したり、靴下やレギンス、腹巻などを着て保温をすることが冷え性の改善に繋がります。また毎日取る食の改善も体質改善には重要になります。
足湯は「湯治療法」を利用したものです。冷え性の方は自分での熱産生が困難なため、体温より温かい温度が利用できる足湯はとても体が温まります。時間は20分~60分で汗が「ジワ〜」っと出てくるのが目安。温度は39°〜44°(季節や症状に合わせてお好みで合わせる)。足湯に重曹とクエン酸を入れると二酸化炭素が出てきてさらに血行が良くなり、冷え改善には効果的になります。肌の乾燥が気になる方は「塩」を入れるのもオススメです。
重曹3:クエン酸2:塩1の割合で試してください。
靴下を何枚も重ねばきする「冷え取り」。これは足元の冷えが臓器の冷えにつながるので「頭寒足熱」という健康法利用したもの。熱は上昇する性質があるので足元を温めると、温まった熱は足から体、体から頭へと熱が伝わり体全体を温かくしてくれます。靴下やレギンスなどの素材はオーガニックコットンなど使用しているものがオススメです。天然素材のものは発汗し汗を吸収してくれるため蒸れたりしません。その反面、化繊やポリエステルなどが入っているものは汗を吸収するのですが生地が冷たくなってそれが肌にあたるために逆に冷えてしまいます。
また、腹巻なども効果的です。腹巻をすることによりお腹や背中・腰まわりを温めることで臓器の冷えを予防することができます。特に生理の時は冷えやすくなるので、布ナプキンなどを使用するのがオススメです。吸収ポリマーが直接子宮を冷やしてしまいますので冷えの原因にも繋がります。最初から布ナプキンを使用するのは勇気がいる方は肌に当たる部分は布ナプキンにしてその下に紙ナプキンを使うことで直接肌に当たらないですむので是非試してみてください。
冷え性改善に重要な栄養素はビタミン、ミネラルです。牡蠣やナッツ類、海藻、キノコなどは特に摂取すると良いでしょう。また体を温める作用のあるカプサイシンやショウガオール。血管を拡張させるビタミンE ・ナイアシン
などの栄養素の食材を取ることをお勧めします。気をつけたいのは「冷たい飲み物」。冷たいものを飲むのではなく常温のお水や温かい飲み物や温かい食べ物で内蔵を温めましょう。
冷え性は万病の元!健康や美容に大きく影響しますので冷え性には気をつけましょうね。