今日から、もっと噛みたい私へ

こんにちは!

インナービューティープランナーの鈴木教恵です。

「食事の時、ひと口何回噛んでいるか数えたことはありますか?」

ダイエットをしたいと望む方は、一度は問われたことのある質問ではないでしょうか?

ここにいらして下さった皆様は、既にインナービューティーを学んでおられ、

「ひと口30回、50回噛もう!」と、日々のお食事と向き合い大切になさっている方ばかりだと思います。

日々の食事の中で、「噛む事」に意識を向ける習慣が身についていることが理想ですが、現代の日本人の多くがひと口につき10回噛めていないのでは無いかと言われています。

「噛まないといけないことはわかるが、なかなか実行出来ない」

「習慣にまで至らない」

噛むことにチャレンジしたものの、こう感じた方も多いのでは無いでしょうか?

ここに追い打ちをかけて、

今日も「噛まなきゃ」という気持ちばかりが先行してしまうと、

食事が義務的なものになってしまったり、食事を楽しむということから離れてしまったという経験はありませんか?

私はまんまとこのタイプでした。

箸を置く

ダイエットを成功させたくて、とにかく噛んでみる事に何度も挑戦しましたが、食事の楽しさを失った「噛む」だけのダイエットに挫折し続け、挫折の度に自分はダメな人だなぁと落ち込んでいました。

そんな私がそこから抜け出せたのは、「じゃあ、どうして噛むといいのか?」に気持ちのベクトルを向けられたから。

噛むとどうして良いのかという理由を知ると、「よく噛むのが苦手」から「もっと噛みたい!」に、気持ちが自然にシフトしていきました。

そこで今日は、噛むことのメリットとその理由についてお話させて頂きます!

◯「成績アップには、噛んで噛んでとにかく噛む!」

・脳の細胞は20歳を過ぎると、1日に10万個ずつ壊れていくと言われています。

そこで絶えず刺激をしつづけることで、脳を退化を予防することができます。

特に、こめかみにかけての顔面には動脈が無数に存在します。食物を噛むと、動脈が活発になり脳への血流が増します。これにより、脳細胞が活発化し、記憶力や判断力、集中力が増します。

子供は脳が発達し、大人は物忘れを予防できると言えます^^

噛む

◯「バランスの良い食事とよく噛むことはセットです」

・食べ物の吸収力をアップさせる近道は、よく噛むこと!

私達の食べた物は、噛むことにより食材の表面積が広くなり、噛む刺激によって分泌が促進された唾液によって、分解され消化しやすくなります。

食材が消化されやすい状態になることで、体の中へ栄養素が吸収されやすくなります。

せっかく食材をそろえ自炊をしてバランスの良い食事をいただいても、健康や美容に必要な栄養素が吸収されずに出て行ってしまっては、こんな悲しいことは無いですよね。

必要な栄養素をしっかり吸収することは、内側から輝く、魅力的な女性になる為に必要であります。

しっかり食事を頂き栄養素のバランスが整うと、代謝促進効果もプラスされるので、ダイエットの近道になります!

◯「噛むと日本語が美しく、英語の発音も上達する」

・日本人が英語の発音の方が難しいと感じやすい理由は、日本語と英語の母音と子音の数の違いによります。

母音と子音の数が少なく、顔の筋肉がそれほど発達していなくても発音できる日本語に対して、英語は日本がよりも母音だけで4倍もの種類があり、顔の筋肉が発達していなければ発音記号と通りに発音できません。

よく噛むことで、顔の筋肉が発達し表情が豊かになり、発音を上達させることができます。

日本語の発音が美しくなるだけでなく、英語の発音も上達すると言われています。

噛む 英語

◯老化防止ホルモン「パロチン」

・唾液に含まれるパロチンは成長ホルモンの一種で、体の中で若々しさを保つ働きをしています。

よく噛み唾液がしっかり分泌されることでパロチンも分泌され、筋肉、骨、歯などの生育や発育が盛んになり、若さを保ちます。

人間の一生のうちで、一番唾液の分泌が盛んな時期は赤ちゃんの時代と言われています。

赤ちゃんの場合、唾液と呼ばずになんと呼んでいましたか?

そうです「よだれ」です。

赤ちゃんの弾力のあるプリプリの肌はパロチンの作用といわれています。

私達も、よく噛みパロチンを十分に出すことができれば、化粧水要らずの素肌美人になれるかもしれません!

◯「がんの予防」

・京都バイオサイエンス研究所で行われた、発がん物質に対する唾液の毒消し効果を調べた実験結果によると、学生に梅干しをみせて唾液を集め、発がん物質作用させることで、650ほど検出されていたコロニー数が、40程まで抑えられたという報告があります。

唾液には、発がん物質などの毒消し作用があることが確認されました。

さらに、この毒消し作用には、最低30秒以上の化学反応時間が必要であることも明らかにされています。

通常の人の噛む速度は1回に1秒と言われています。

と言うことは、30秒間=最低30回!

噛むことが苦手な方も、まずはこの30回を目標に噛むと良いのではないでしょうか^脳

  • 噛む為の3か条!
  1. ひと口は少量ずつ、美しく。

口いっぱいに食べ物を入れしまうと、よく噛なくまってしまい、いけないとわかっていても、少し噛んだだけで飲み込んでしまうことが多くなってしまうと思います。

ひと呼吸し、丁寧に美しく^^

  1. 食べ物を口に入れたら、箸を置く。

食事風景を観察すると、食べ始めから食べ終わりまで、箸を手放さない人が多いことに気が付きます。

箸を持ったままだと、今噛んでいる食べ物の存在がおろそかになってしまいます。

箸を置くことで、口の中の食べ物に集中することができます。

  1. 初めの1週間は、噛む回数を数える。

私も実行中です。

ひと口30回を基準に、食事全ての噛んだ回数を数えると、自分が考えている以上に、噛めていなかったことに気が付きます。

最初の一週間は大変ですが、気づけばひと口30回が習慣になるはずです。

いかがでしたか?

噛むことについてお話させて頂きましたが、噛むこと以外に唾液をしっかりと分泌させるコツは「リラックス」です。

「噛まなきゃ」という気持ちよりも、「楽しんで噛もう!」に気持ちを持っていく方が、美しくスリムになれる近道です^^

私のように、ダイエットをするうえで、「しっかり噛む」という壁に行き着いた方たちの、少しでも参考になれると嬉しいです。

参考文献

「噛むことの大切さを考える 頭が良くなる食生活」片野學

「長生きは唾液で決まる!」植木耕一郎

鈴木教恵

職   業 社会人栄養学校短大生
保 有 資 格 北海道フードマイスター IBプランナー IB美腸マイスター IBフードスペシャリスト 薬膳マイスター カラーアシスタント
ブ ロ グ http://ameblo.jp/s-norie0428/
得意ジャンル 「健康と綺麗」に特化したワンプレート作り
趣   味 読書 音楽(ほとんどロック系です)

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