皆さまこんにちは!
IB Fashion科のまみです
最近めっきり寒くなりましたが、ご体調崩されていませんか?
こんな時期こそインナービューティーのお食事が役に立ちますね
本日はFashion科より、【盛りつけ】について少し深くお話しさせて頂きたいと思います。
実は私事ではございますが、今年7月に結婚をし先日結婚式を行いました。
今回、披露宴会場の空間コーディネートとテーブルコーディネートを、プロの方と何度も打合せを重ねこだわって作ってきました。その際のトータルコーディネートをお写真でご紹介させて下さい♪詳しくはFashion科にて、投稿致しますので是非ご覧ください。
どうぞお付き合い頂けますと幸いです。
【盛りつけとは何か?】
~盛りつけは、料理で伝えたいメッセージを表現するための”媒体”~
一般的に盛りつけはお料理の美味しさを左右する大きな要因のひとつであると言われています。
しかし、盛りつけには厳格な法則はなく、伝統や慣習的な技法、個人の感性に委ねられるところが大きいのです。Fashion科では、盛りつけを”視覚情報”という観点で捉え、”デザイン”の原理に基づいてゲストにとって効果的な構成ができないか考えていきます。
デザインというと単に「表面を飾ること」ととられがちですが、本来の意味は大きく異なります。デザインはラテン語で”designare”「計画で機構に表す」という意味。つまり、「まだないものを作り上げるための計画を表現すること」という意味に捉えることができます。この考えはお料理にも通じるものがあります。食べた人が美味しく幸せになるためのお料理をトータルに考えることが私たち作り手の目的であるからです。
■美味しさは五感で感じる
味会う前の美味しさは”視覚”で判断する
美味しさは、お料理の食味と食べる人の心理状態、食べる空間、そしてその人の経験や知識など、様々な情報が統合されて脳で知覚され判断されます。お料理の味だけで判断されるのではないのです!
私たちは美味しさを五感で感じると言われています。
味(味覚)、香り(嗅覚)、見た目(視覚)、食感(触覚)、お料理を作る音や咀嚼音(聴覚)が相互に関係しています。この中で、視覚からの影響は一番大きいと言われています。例えば、お茶碗に盛られたごはんは、平たいよりもこんもりと盛られている方が美味しそうに見える、また梅干しを見ただけで酸っぱい味が連想されて唾液がでてきた、というような経験はありませんか?
食べ物の色や形、艶、盛りつけなどの視覚情報は食べる前に美味しさを判断する大きな要因になります。
■盛りつけの意図を考える
盛りつけをする時は、そのときそのとき違うお料理であり、食べる人に伝えたいメッセージも異なります。盛りつけを考える上で大切な流れが3つあります。
- 食べる人のニーズ、環境を把握する
- 自分が相手にお料理でどのようなメッセージを伝えたいかを明確にすること
- メッセージを表現するための盛りつけの意図、プランをたてること
お料理を食べる人を取り巻く環境や目的などを把握するために、6項目(5w1h)に分けてみていくとわかりやすいです。
- Who? どのような人が食べるのか?
- 年齢や性別により食の指向が異なります
- When? いつ食べるのか?
- 季節により旬の食材を取り入れる
- Where? どのような場所で食べるのか?
- レストラン?自宅?提供する空間が重要
- What? どのような食べ物か?
- ランチ、ディナー、パーティーなのかでプランが変わります
- Why? 目的は何か?
- お誕生日、結婚記念日、仕事関係など状況により変わります
- How? お料理を提供するスタイルは?
- 着席なのか、立食なのか?
このように様々な状況を検討し明確にすることで、お食事をするシーンが見えてきます。そうすると、自然とどんなお料理や盛りつけが適しているか見えてきますよね♪
ベースの背景を考えると、メニュー決定/盛りつけの意図の決定→食材の色味やお皿の種類の選択、とスムーズに進めることができます。
盛りつけは実はとても深い意味があるのです^^
皆さまも大切な人へおもてなしする際に、是非ご参考にして頂ければ嬉しいです。